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“Theピーズ“25周年野音”@日比谷野外大音楽堂 Special Live Report

曇天の日比谷野音、心は晴天なり!!

バンド結成より3度目にしてやっと手に入れた曇天!? 過去2回の日比谷野音の公演は、どちらも雨ということで前日まで雨続き。この日も誰もがまたか! と気が重かったに違いない。しかし、開演が近づくにつれ徐々に雨雲が流れていった。

全国から集まったであろうピーズファン約3,000名が日比谷野音を埋め尽くしたのだが、開演前は、静かに落ち着いた雰囲気に包まれていた。見るからにピーズファンとわかる出で立ちの人たち。メンバーの子供だと言ってもおかしくないくらいの20代のオシャレな今風ファッションの女性。どうしてこんなに20代の女の子が多いのか筆者はそれが疑問で会場を見渡していた。なんの変哲もなく、どちらかと言えば、イナタイおじさんバンドのどこにそんな魅力があるのだろう! その答えは終演後に出た。

結成25周年とあって25の文字をあしらった花ケーキを二人で抱えて、Vo./Ba.はるとG.アビさん登場。その後を25の文字をあしらったフラッグをマントに見立ててDr.しんちゃんがゆっくり続く。三度目のキネマから始まり2回のアンコールに答える、全34曲2時間30分のステージを一気に駆け抜けた。

ピーズの3人は、常に等身大、飾らない、嘘のない生き様、そばにいて邪魔しない。決してスマートではないし、時代と逆行するかのごとく、ゆっくりと時間が流れている様は独自の人生観を感じさせ、見る者、聴く者を安心させる。これこそが、老若男女をライブに誘い込む最大の魅力なのかなと感じた。

歌詞が文学的だとか、難解な言葉を使わず…などと評価されるが、そんな事は、当人たちにはどうでもよい事。思うがままに、自分なりの頑張りと、信じた音楽をこの仲間とかき鳴らすだけ。

はるがMCで何度も言った、「人生最良の日」をまた感じるために、26年目のピーズが動きだす。

この日の日比谷野音の夕暮れは、とてもロマンティックな淡い藍。
海の底のやさしい色をしていた。
2012/6/23@日比谷野外大音楽堂 TEXT:JUNGLE☆LIFE  PJ PHOTO:河上 良

Live情報
8/11(土)“RISING SUN ROCK FESTIVAL 2012 in EZO”
8/28(火)“red cloth The 9th Anniversary”
9/09(日)“OTODAMA'11-'12〜音泉魂〜”

「ヨサホイツアー2012〜東北ライブハウス大作戦〜」決定!!
8/25(土) 石巻La Strada
8/26(日) 宮古KLUB COUNTER ACTION MIYAKO

TheピーズONEMAN TOUR決定!!
詳細はhttp://www.thepees.com/にて!!!

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