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the loud function

Road to“world of melancholy”#3 DISCOGRAPHY完全解説編・第1回1stミニアルバム『BLACK DANCE HOLE』

 結成10周年を迎え、1月から10ヶ月連続企画“ワールド オブ メランコリー”を敢行中のthe loud function。

この機会に、彼らが過去にリリースした作品を再び振り返っていく。

第1回は2008年3月にリリースした1stミニアルバムにして今もライブの定番になっている名曲も収録した『BLACK DANCE HOLE』について、G./Cho.大月ユウキに語ってもらった。

Interview

●この『BLACK DANCE HOLE』が、the loud functionにとって初の正式音源になるんですよね。

大月:それ以前にも自主制作では作っていたんですけど、全国流通盤としては初めてでしたね。これで僕らを知ってくれる人も多いと思うので、自分たちの世界観を一番伝えられる曲を選んだという感じです。

●今もライブの定番になっている曲も入っています。

大月:M-4「We had no freedom here」とM-5「三次元メランコリック」に関しては自主制作盤にも入っていて、当時のライブでよくやっていたんです。この2曲とM-2「Just like yesterday」に関しては自分たちが描きたい世界観の重要な一部になっているので、今でもライブでよくやっているんですよね。

●「Just like yesterday」がリード曲的な感じ?

大月:他の4曲はダークでメランコリックな曲調なんですけど、それだけじゃなく波を作らないといけないと思っていて。自分たちの中でシングル曲的な位置付けだった「三次元メランコリック」みたいな曲を、序盤にも欲しいなということで作ったんです。この中では唯一、メジャー感や開けている感じのする曲ですね。初めて聴く人にとっては入り口になれる曲だろうし、自分たちでもすごく気に入っています。

●この曲は演劇で使われていたりもするんですよね。

大月:お世話になっている劇団鴉霞(からすか)の演劇で使って頂きました。主宰の江戸川崇さんとは僕が昔バイト先の同僚として知り合って。そこからもう7~8年くらい、お付き合いさせて頂いています。実はそのつながりで、今のレーベルとも知り合ったんですよ。そういう意味でも、すごく大きな出会いでしたね。

●M-1「NO BRAKE TIME」を1曲目にした理由は?

大月:この曲はアルバム制作に入る直前くらいにできた曲で、勢いもあるので1曲目にちょうど良いなと思ったんですよ。知り合いの映像関係者に協力してもらって、PVも制作しました。

●最近のライブではあまりやっていない気がします。

大月:つい先日の自主企画で久しぶりにやったんですけど、現メンバーになってからはライブでやったことがなくて。前のメンバーの時に作った曲なので、今のメンバーでやるのは若干フィーリングが違う気がしたんです。

●この曲と「Just like yesterday」というポセくんの2曲が前半で、後半3曲が大月くん作曲ですね。

大月:曲順はたまたまです(笑)。僕とポセとでは書く曲のタイプが違っていて。僕はポセのストレートでキャッチーな曲が好きなんですけど、「Just like yesterday」はその象徴的な1曲ですね。全部がそういう曲でも味気ないので多少、マニアックな感じの曲は僕が書いていて。2人の趣味の違いがそのまま出ている感じです(笑)。

●M-3「ボレロ」は、このアルバムの中で唯一スローテンポの曲ですが。

大月:僕の中で「これはキたな!」って思う曲はコード感が重要なんですけど、これはまさにそんな感じで個人的にもすごく好きな曲なんです。ただ、尺が若干長いので30分とかのライブではできなくて、最近のセットリストからは外れていた感じですね。この10ヶ月連続企画のどこかではやりたいなと思っています。

●「We had no freedom here」は躍動感のあるリズムが特徴的な曲ですね。

大月:僕らは8ビートの曲が多いので、そのイメージを変えたいなというのも当時あって作りました。これは僕が好きなMars Voltaみたいに、混沌とした演奏の中にも哀愁を感じさせるメロディがあってリズムも特徴的というイメージで作った曲ですね。シンプルだけど耳に残るリフだと思うので、ライブでやってもインパクトがある曲かなと。

●「三次元メランコリック」は初期の代表曲ですよね。

大月:やっぱり自分たちらしさが一番詰め込まれている曲なんじゃないかな。切ないメロディと演奏の爆発力、印象的なリフとか自分たちが表現したいものが1曲の中でコンパクトに詰め込まれてあって。"メランコリック"という言葉は僕らを一番わかりやすく特徴づける言葉なので、自分たちの代表曲にしたいという想いもあってこのタイトルにしたんだと思います。

●初の全国流通盤ということで自分たちの中でもキッカケになった1枚では?

大月:自主制作盤に関しては自分たちでも納得していなくて、どうしてもライブに負けている感じがあったんです。それを周りからも言われていたんですけど、このアルバムでは自分も周りも納得できるものを作れましたね。全国のCD店で買えるものを出せたということで、田舎の両親を安心させられた面もあって(笑)。この1枚を出せたおかげでその後の活動も円滑になったという、本当に1つの記念碑的作品かなと思います。

Interview:IMAI

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