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TOMOVSKY

“バンドトモフワンマン〜『いい星じゃんか!』の秋〜” 2012/11/2@umeda AKASO

拝啓TOMOVSKY エンターテイメントをありがとう!!

 

 

 

 

 

拝啓TOMOVSKYへ、あなたは持って生まれたその才能をつきるまで鳴らし続けてください。(PJ)

幾度となく訪れている大阪でのライブも、新しくなってからの梅田AKASOには初登場。開演時間の少し前にはメンバー全員が既にステージに集合。まだ照明スタッフがスタンバイしてないらしく“みなさん少し待ってね、今、照明さん待ちです”と、開演前から観客の笑いを誘うところから、“バンドトモフワンマン〜『いい星じゃんか!』の秋〜”がスタートした。
1曲目は「歌う46歳」。“今年最後の大阪ということは、46歳最後の大阪です”、そして「骨」「文句いわない」と軽快に続く。満員の会場の雰囲気に“気持ちいいー!”を連発、「大人なので」では“もう我慢しているヒマはないんだ”と叫ぶ。「ガン告知はいらない」はその詩の内容とは裏腹に、ビートルズを思わせる60年代サウンドに仕上がっている。今回サポートを務めた、サード・クラスの醸し出す音もどこか暖かく、ノスタルジーを感じさせてくれるのも大きな要因なのかもしれない。ハーフタイムショーではそのサード・クラスもオリジナルを1曲披露。メンバー各人がとても個性豊かで、なごみ&癒し系の人種なのだ。
いったんステージを降りたTOMOVSKYが再び登場。「天才ワルツ」「うしろむきでOK!」「カンチガイの海」と明確なメッセージと共に哀愁も漂う。いたってシンプルな楽器と構成にも関わらず、音の隙間と密接具合がやけに気持ちいい!! POPさの極みだ。僕は長い間TOMOVSKYを誤解していた。小難しい唄をシリアスに唄いあげる変人!? いやいや彼のステージとメッセージは“人間を、心を、包み込む大きな包容力”を持っている。思い返せば、もうかれこれ10年以上も前に彼とは話したきりであれから随分疎遠になっていたし、ライブもフェスでチラッと見る程度だったから、こうして、ゆっくりワンマンを見るのは初めてだったが、いやいや驚いた!! TOMOVSKYのショーはエンターテイメントで、彼は完全にエンターテイナーで優れたソングライターだ。双子の兄貴であるTheピーズのハルがサポートでベースを弾いているのもうなずける。
MCの中で彼は言った、“オレも不安だ乗り切ろうぜ!!”会場の全員の手が挙がりコーラスと共にフロアが大きく揺れている。TOMOVSKYは強がらず、自然体で生き、決して荒ブレない。今回の曲の全てがグレイテスヒットみたいな流れで進行し、ラストの「ワルクナイヨワクナイ」まで一気に駆け抜けた。
“今年の紅白歌合戦からまだ打診は来ていないけど、ここが俺達のNHKホールだ!”と、アンコールに突入。「SKIP」から「スポンジマン」まで2度のアンコールに答えてくれた。アンコールのステージではリセッシュをまき散らし、右へ左へ。観客と一体となるというのは正にこういう事なのかと実感した夜だった。“これで良い年が迎えられます、スポンジマンのように”と、幕は下りた。しかし、終演の客灯りがついても客は帰ろうとしない。何度も何度も大きな拍手がおこり、観客同士がその別れを惜しむかのような光景に少し涙腺が緩む。最後にマイクを持って挨拶したのは、このライブの主催者である清水音泉、田口くん。“今年の関西での公演は全て終了しました。来年もTOMOVSKYへのご声援よろしくお願いします。”表現者と裏方の強い絆と信頼関係は、それだけで観客を魅了する。

SEE YOU NEXT YEAR!!

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