<特集>wrongvacation × woebegone対談
wrongvacation(ロングバケーション)
Vocal : Yumeko
Guitar .Vocal : yus
Bass : Kenta
Drum: Ryuichi
2021年結成。仙台を拠点に活動。
Soul , Jazz , Blues ,Rock ,Country ,Funk ,Popまで
幅広いジャンルのグッドミュージックを、時代の流れに囚われずに配信中。
2022.03 初となる配信シングル『Change』『How Your Love Makes Me Feel』をリリース。
2022.09 1st album 『wrongvacation』を9/10会場限定、配信にてリリース。
woebegone (ワウビーゴーン)
写真左から
Yuya (Bass)
Keisuke (Vocal)
Ryu (Vocal,Guitar)
Hideharu (Drums)
2021年仙台を拠点に結成。
Rock, R&B/ Soul, Funkなど多様な音楽を取り入れつつ、哀愁あるポップで親しみやすいメロディが特徴。
2021年に初のシングル「5:25」を皮切りに、これまで計7枚のシングルとEP2枚をリリース。
2022年10月に配信された最新EP「OOPS!」では、
ホーンセクションを起用したRock Meなどバラエティに富んだ内容に加え、
アレンジ、メロディなどさらに磨きがかかったバンドの成長を堪能出来る作品となっている。
進行/スタジオチャプターハウス 樫村(以下、樫村)
本日はよろしくお願いします。
wrongvacation、woebegone一同
よろしくお願いします。
樫村
お互いのバンドの魅力についてお聞かせ下さい。
wrongvacation(以下、wrong)/yus
上げるとキリが無いんですが、楽曲という面で考えたら「聴き心地のいいメロディ」とか
「印象的なメロディ」ってのがバンドとしての魅力であり、強みじゃないかな?
wrong/Kenta
そうだね。
今回リリースしたアルバムを通して聴くと、R&B / Soulの要素を強く感じるんだよね。
その中でRockやPopsだったり、様々なアプローチの曲があるじゃん?
「Black Birds」とか洋楽的な曲も入っていて。
アルバムを通してすんなりと聴けるのは、メロディーの力だと思うのよね。
メロディは、どう意識して作ってるの?
woebegone(以下、woebe)/Ryu
やっぱり曲を書く時に、一番大切にしてるのはメロディだね。
俺はいつもアコギで弾き語りしながら作るんだけど、名曲って言われるような曲は、
メロディを口ずさんだだけでいい曲だって分かるじゃん?
wrong/yus
うん。
woebe/Ryu
もちろん歌詞も大切なんだけど、その曲のメロディが求めるグルーブに合ったリズムになるように
日本語と英語を使い分けてる感じかな。
ただwoebegoneは、あくまで”日本のメインストリームで戦えるバンド”っていうテーマがあるから
洋楽感を出しつつも、日本の音楽に落とし込まないといけないっていう点では
すごくクリエイティビティを問われるよね。
wrongvacationは日本人の要素を徹底的に取り除いて、歌詞も含め洋楽に聴こえるような展開に持っていって面白いと思うんだけど。曲構成とか、メロディはどう考えて作ってるの?
wrong/yus
曲の構成は、BGMでも成立するようなスムーズな構成を気にかけてはいるかな。
良い意味で、あまりサプライズのない展開を心がけているというか。
ハッとさせたいっていうよりかは、リスナーが心地よく聴けるような展開にしたいとは思って書いてるね。
メロディは、古き良き時代の音楽を彷彿とさせつつも、Yumekoの歌唱力を活かすような
ボーカルレンジを出せるように心がけてはいるかな。
woebe/Ryu
具体的な曲で言うと「You」は転調を使って、楽曲の中で男女のツインボーカルという表情を上手に出してるし、
ブルース色の強い楽曲が多い中でも「Wings To Fly」なんかは普段J popを好んで聞いてる層にも
すんなり受け入れられるようなメロディの良さやわかりやすさを持った曲だよね。
woebe/Yuya
はじめて音源聞いたときカッコ良過ぎてまじ腹が立ったわ。単純にファンなったからね。
A mutual feelingのアレンジとか最高。
wrong/yus
ありがとう。
wrong/Kenta
アレンジで言うとさ、woebegoneはメロディを生かしたフレーズだったり、音色だったり、
凄く意識して曲を作ってる印象があるんだけど。
woebe/Ryu
曲のフィールだったりグルーブ面に関しては、Yuyaの力が大きいと思う。
R&B、Soul,Funkの要素が強い曲は、Yuyaのバックグラウンドが、このバンドのオリジナリティを生んでるのは間違いない。
wrong/Kenta
ベーシックな部分でR&B / Soul的なグルーブを感じるのはそれね。
ベーシストの目線でいくと、Yuyaくんのベーシストとしての立ち位置がすごく重要な気がする。
woebe/Yuya
Kentaの事は前のバンドから知っているけど、昔のイメージが全然無くてびっくりした。
wrongvacationだと、ベーシストらしいと言うか「下支えするベース」を弾いていて、びっくりしたよ。
wrong/Kenta
そうだね、そこは結構意識してる。
wrongvacationはyusのギターと男女ボーカルの存在感が旨味だと思うし、バンドの魅力だと思っていて。
だからこそ邪魔しないというか、音数を減らしたり、シンプルなプレイは心がけているかな。
洋楽らしさって意味でも、あんまりフレーズ詰め込まない方が雰囲気が出るかなと。
まだまだ模索中だから、次の作品はベースが前に出ていくアプローチも試してみようかなと思ってるけど。
woebe/Yuya
所々に入ってるオブリとかセンス良いし、俺には引けないニュアンスがあってKENTA「らしさ」というか、
ピンポイントで遊んでるなって。
色んな音楽に対応していて、ベーシストとしてのポテンシャルが高いなって思う。
wrong/Kenta
そういってもらえると嬉しいよ。
woebe/Ryu
俺は何度かwrongvacationのライブに遊びに行ってるけど、「Bliss」のベースの8のグルーブとか
めちゃくちゃ好きだったな。
ギターのアレンジも、ライブだと毎回違ってたりして、生感というかライブバンドとしての強みがあるよね。
俺はすごく作り込まれた音源を完成させたくて、ライブはまた別物として楽しむタイプなんだけど
wrongvacationはその辺は意識してアレンジしてるの?
wrong/yus
ジャンル的に元々自由度の高い楽曲が多いから、毎回同じフレーズを弾かなくても成立するというか。
個人的には音源と同じライブは、なんかライブ見てる感じがしなくてさ。
その瞬間によって違うフレーズとか、ソロを弾いてみたくなっちゃうんだよね。
原曲の雰囲気を壊すようなアレンジはしないけど、ライブはメンバー全員のボルテージが上がって
ケミストリー的なサウンドが生まれることがあるし。
それが醍醐味だと思ってるから、プレイの自由をメンバーから奪うことはしたくないね。
お客さんも毎回同じ演奏されても飽きちゃうだろうしさ。
woebe/Yuya
ライブはそれぞれの楽曲のバリエーションが音源より際立って、今のアルバムのセトリである種のショーとして完成されてるよね。
個人的に今後はもう少しファンキーなやつとか、ソウルフルな要素が強い曲も聞いてみたいな!
wrong/yus
次のアルバムはちょっと考えてみようかな。
woebe/Yuya
すごく楽しみにしてる!
wrong/yus
「OOPS!」でパーカッション加えたり、管楽器のフレーズ入れたりして、曲の完成度とか
バリエーションを追求してるよね。
楽曲に対してのこだわりをすごく感じるんだけど。
woebe/Yuya
今回は試みとしてホーンとか、パーカッションを加えたりしたんだよね。
アレンジ面では、伱間を埋めていく事より”どう伱間を空けるか” 引き算的なところに凄く気を使ったかな。
wrong/yus
その分ギターはシンプルにして、印象的なフレーズを委ねたり歌の間で入れたりとか、考えて組み込んでるよね。
「teasin’」とかはRyuちゃんらしさが出てて俺は凄い好きだけど。あと「ダンデライオン」ね。
woebe/Ryu
そうだね。
Teasin’とダンデライオンはフィールも俺がほとんど一人で決めたから、Yuyaの色が強く出ている曲とは
また違ったテイストになってると思う。
その一方で「Rock Me」「Gonna Be Mine」みたいなYuyaのR &B 、Soul、Funkの要素が入った曲もあって。「OOPS!」ではそんなバリエーションに富んだ曲を楽しんでもらえるんじゃないかなと。
woebe/Yuya
それで言うと今回のwrongvacationも幅広くジャンルを捉えていて、こだわりまくってると思うんだけど、
どうなの?
wrong/yus
根底にはRockがあるけど、BluesもやりたいしSoulもやりたい、New CountryもやりたいしR&Bもやりたい、ギターソロも思いっきり弾きたいし。
って感じで曲を書いていったら自然とこうなった色んなジャンルの曲を書いてはいるけど、
なにをしてもロンバケ感が損なわれないように全体的なサウンドの方向性とか、イメージから脱線しないように気をつけてはいる。
Yumekoの声がどんなジャンルにもうまくハマるというか、曲を書く立場からすると本当に作曲者冥利に尽きるという感じで、自然と良いペースで曲を仕上げることができているかもしれないね。
樫村
地方に住みながらグローバルなジャンルを追求していますが、欧米などでの活躍、リリースは
意識していますか?
wrong/Kenta
常に意識は持っているよね。勿論、現状はまだまだなんだけど。
wrong/yus
今の時代はストリーミングとかSNSで世界に向けてアプローチはできるから、まずはそこからかなと。
wrong/Kenta
最近は積極的にスタジオライブとか、カバーを動画投稿していて、外国の方からのレスポンスは
増えてきてるかなって。
バンドを知ってもらうきっかけとしてすごく大切よね。
woebe/Ryu
そうだね。
woebegoneはテンポ良く楽曲配信したりMVに力を入れて、YouTubeでのインプレッションを意識した活動に専念してきたから、SNSで日本に居ながら世界も視野に入れて発信できるっていうのは
すごくワクワクするよね。
wrong/yus
選択肢は増えてきたからね。積極的にリリースを続けて、認知してもらえたら嬉しいかな。
woebe/Yuya
woebegoneはあくまで日本のメインストリームで戦えるバンドってのがメインテーマだから、そういう意味では実は海外を意識しているとかはないんだよね。
woebe/Ryu
確かに洋楽の影響は強いし歌詞も全部英語の曲も書くけど、英語でしか書けない歌詞やグルーブを出したいっていう理由が大きいかも。
今の時代なら、日本人の自分達にしか出せないオリジナリティで勝負していれば、歌詞の言語は関係なく
世界中に音楽を届けることは可能だと思う。
wrongvacationは海外と日本での発信についてはどう考えてるの?
wrong/yus
俺らも海外に向けての発信は常に続けていくけど、wrongvacationの音楽性を日本の方達に広めて行くってのも大事な部分で。
言語は関係なく国内外で愛されるサウンドを作って行きたいね。
wrong/Kenta
wrongvacationの音楽性は英語圏の方達と勝負するってことだし、日本の方達に向けてって事を考えても
容易ではないんだけど、難しい反面燃えるというか。
そこを研ぎ澄ましていくってのがまた面白いっていう。バンドとしての挑戦だね。
だからこそ海外と日本両方ともに、積極的に発信していく事は続けていきたいかな。
wrong/yus
どこかのタイミングで海外でのライブは経験したいし、レコーディングなんかもしてみたいね。
wrongvacation
1st album 「wrongvacation」
発売元 : Instant Classics Recoreds
レーベル名 : Instant Classics Recoreds
配信先:itunes music , spotify , line music ,amazon music , etc
・Official HP
https://twitter.com/wrongvacjpn
https://instagram.com/wrongvacjpn
・MV
wrongvacation - Change
https://www.youtube.com/watch?v=WZfgBoAXhbU
woebegone
最新アルバム「OOPS!」
▫️配信
・tunecore
https://www.tunecore.co.jp/artists/woebegone?lang=ja
▫️SNS URL
https://www.twitter.com/woebegone_japan
https://www.instagram.com/woebegoneofficial
▫️Music Video (YouTube)
Teasin'
https://m.youtube.com/watch?v=Y_AATXMqjh0
Gonna Be Mine
https://m.youtube.com/watch?v=FBwpnPHSNGE
5:25