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SPECIAL LIVE REPORT ヤバイTシャツ屋さん “スペインのひみつ” ONE-MAN TOUR 2019 2019/10/7@Zepp Tokyo

SPECIAL LIVE REPORT ヤバイTシャツ屋さん “スペインのひみつ” ONE-MAN TOUR 2019 2019/10/7@Zepp Tokyo

 観客がひしめくZepp Tokyo。G./Vo.こやまの「“スペインのひみつ” ONE-MAN TOUR 2019やらせていただきます!」という高らかな宣言でライブスタート。。Dr./Cho.もりもとがドラムを繰り出した1曲目は「かわE」。イントロからオーディエンスが鳴らすクラップの音が広いフロアに充満し、ダイバーがみるみるうちに増えていく。オーディエンスはサビでこやま&Ba./Vo.しばたと共に高らかに歌うのだが、客席で響き渡る声は凄まじくデカい。初っ端から巨大な一体感を作り出し、Zepp Tokyoの温度を一気に上げた3人。「Tank-top of the world」で客席からの大きな掛け声で勢いを増した3人は、狂喜したオーディエンスが押し寄せた「ネコ飼いたい」まで5曲立て続けに突っ走る。
 
 
 会場全体が興奮状態のままライブは更に加速する。7/10にリリースしたシングル『スペインのひみつ』収録曲「sweet memories」も新曲とは思えないほどの浸透度で、数多くのダイバーが流れていく。更に「無線LANばり便利」ではこやまとしばたが広いステージを縦横無尽にめぐり、タンクトップくんの巨大なバックドロップに映像が当てられ、シンガロングで大合唱しているオーディエンスを視覚的にも思う存分楽しませる。
 
 
 こやまが「飛ばしすぎちゃう? セトリ組むのミスった」というように、最初からテンション全開&サービス精神旺盛な3人は、MCも思い切りだらだらと楽しんでいて、会場を熱く温かく包み込む。「案外わるないNHK」を披露して「あ〜、紅白出たいな〜」と熱い歓声を誘い、「メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」ではオーディエンスのジャンプでZeppを揺らし、久々に演るという「反吐出る」で喜ばせ、「とりあえず噛む」でダイバーを続出させた後、ここぞとばかりにこやまが「最高に楽しい曲が出来ました!!」と叫ぶ。そして披露されたのは新曲「癒着☆NIGHT」。同曲の一体感は強烈で、こやまとしばたのツインヴォーカルの威力が120%発揮され、オーディエンスたちはサビへ向けて興奮の階段を勢いよく駆け上がる。
 
 
 ぐちゃぐちゃになるほど盛り上がっている客席に向けて、こやまは「音楽にはすごい力があると思っていて、音楽には聴くとそのときの感覚とか匂いを思い出させる力があると思います」「これからもみんなが楽しい感覚の思い出を残せるように、より笑顔になれるような音楽を作っていきたいと思います!」と宣言。「ありがとう」と感謝の気持ちを何度も告げながら、「ハッピーウェディング前ソング」で熱く本編を締め括る。
 
 
 アンコールではもりもとがコブクロの「蕾」を堂々とカヴァーし、しばたがあいうえお作文をバッチリと決めた後、2020年3月28日、29日に三重県の志摩スペイン村 パルケエスパーニャでバンド史上最大規模の野外ワンマンライブを開催することを発表して「きっとパルケエスパーニャ」で沸かせ、「スーモマーチ」「Tank-top Festival 2019」「あつまれ!パーティーピーポー」と怒涛の流れで大団円。全員で歌い、踊り、暴れ、最初から最後まで1秒も余さず思う存分音楽を楽しみ尽くした楽しいワンマンだった。
 
 
 
 


 
TEXT:Takeshi.Yamanaka
PHOTO:オイケカオリ
 
 

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