音楽メディア・フリーマガジン

【ライブレポート掲載】CIVILIAN、超満員の観客と共に祝った2周年記念ワンマンライブ。


 
 2016年に“Lyu:Lyu”から改名した3ピース・ロックバンド、“CIVILIAN”が7/18に渋谷WWWにて、改名2周年記念ワンマンライブ『CIVILIAN 2nd Anniversary Live“TWO”』を開催した。
 本公演は、平日の開催にも関わらずにチケットが即日ソールドアウトしたため、音楽専門チャンネルスペースシャワーTVの公式スマートフォンアプリ「スペシャアプリ」と「LINE LIVE」にて生配信が行われ、合計約5万名が視聴し、バンドの2周年を祝った。
 
 超満員の観客の歓声と拍手に迎えられたVo./G.コヤマヒデカズは最初に「俺たちが2年間、様々な人たちに気持ちと恩をもらいました。今日はみんなに、その気持ちを全て返すつもりでこのステージに立ってます。一緒に息をしようぜ、よろしく!」と感謝の気持ちと伝え、メジャーデビューシングル「愛/憎」で激しくパワフルなライブは幕を開けた。
 ライブの前半はシングルのカップリング曲を中心にしたレアな構成。デビューシングルのカップリング「LOVE/HATE/DARAMA」からインディーズ1stシングルのカップリング「爽やかな逃走」、さらに2dシングルのカップリング「君は君であることを」と続けたところで、「2周年だから、今まで出したCDの2曲目をやろうと思い立ったんですよ」と明かし、Lyu:Lyu時代のシングルやミニアルバムの2曲目に収録されていた「Seeds」や「drop out」、4年ぶりの演奏となる、当時バンド史上最速だった「invisible」など、懐かしいナンバーも連発。
 全てカップリング曲ながらも、観客との対話やエネルギーの交換が繰り広げられるCIVILIANと、孤独や悲しみや痛みを吐露してきたLyu:Lyuの違いを明確に提示し、ニューシングルのカップリングに収録予定の新曲でどうしようもない喪失感をメロウに歌ったギターロック「セトエルモ」と新曲「ハッピーホロウと神様倶楽部」を初披露した。
 

 
 さらに、「いまの僕らがやりたいこと、そして、今後のCIVILIANに繋がっていくような、俺たちとここに集まったみんなの悪いものが晴れるような力強い曲が作りたくて作りました」と語り、2018年第1弾シングルとして8/8にリリースされるエモーショナルなロックナンバー「何度でも」をプレイ。歌詞通りに、何度でも立ち上がる力強さを表現したかのような熱唱で、フロアの温度は上昇。
 CIVILIANの始まりの歌である「Bake no kawa」、アニメ『将国のアルタイル』のOPテーマ「赫色-akairo-」とエネルギッシュかつヘヴィーなナンバーを続け、ロックアンセム「生者ノ行進」では観客が拳を高々と掲げながらの大合唱が沸き起こり、照明が明るくなったフロアは言いようのない一体感が生まれていた。
 

 
 エレキギターをアコギに持ち替えて歌ったバラード「ヒトリ」のあとで、コヤマは改めて、バンドとしての“これまで”を振り返りながら、まっすぐ前を見据え、“これから”をこう語った。
「2年前に俺たちが名前を変えたときに、俺たちの中にはいろんな思いがありました。それまでずっと活動を続けてきて得たものもあれば、得られなかったものもあって。どんなに刃を研いで、どんなにはさみを鋭くしても、どんなにこのステージの上から斬りつけるように歌っても、愛や希望やハッピーを歌うバンドにみんな笑顔になって……。ああやっぱり、自分のやってることはただの自傷行為でしかないんだなって思うこともありました。でも、それでも、俺は自分の中のそういう思いを歌にするしかなかった人間だし、愛や希望や楽しさや美しさ、世の中のみんなが好きそうなものは他人に任せていけばいいやって思ったときもありました。だけど、今まで必死に必死に、一人だけで研いできたこの鋭い刃で、今度は誰かを守れるような歌を作りたいと思いました」
 

 
 誰もが抱えるコンプレックスと真正面から向き合ったロックバラード「顔」で“死”ではなく、“生”を張り上げるかのように絶唱し、朝日が昇ったかのような眩いバックライトとともに本編の幕は閉じられた。
 アンコールではLyu:Lyu名義の1stミニアルバムの2曲目で、「俺たちにとって大事な曲です」と語ったギターロック「暁」と、「こういうメッセージを引き連れて、このバンドはずっと歩んで行くんだなという宿命を背負った」という「メシア」を全力でパフォーマンス。
 彼の“こういうメッセージ”とは、音楽を聴いたり、歌ったりすることで自分と社会の間に壁を作り、その中で感情を爆発させたり、本来の自分自身を取り戻す作業をしていた10代の頃の自分の魂を忘れずに対峙していくという決意でもあるだろう。
 ただ、今はたった一人ではなく、バンドメンバーやスタッフ、彼らを応援する数多くのファンがいる。最後にコヤマは「これからの俺たちも楽しみにしていてください。俺たち3人をよろしくお願いします」とあいさつし、「本当にありがとう」と何度も繰り返し、地鳴りの様なノイズを残したままでステージを後にした。
 
PHOTO:makiko takada
 
 
■CIVILIAN『何度でも』ミュージックビデオ

 
 
■リリース情報
New Single
『何度でも』

 
Sony Records
【初回生産限定盤(CD+DVD)】
SRCL-9846〜47
¥1,800(税込)
2018/8/8 Release
 
 
New Single
『何度でも』

 
Sony Records
【通常盤(CD only)】
SRCL‐9848
¥1,200(税込)
2018/8/8 Release
 
 
■ライブ情報
CIVILIAN One Man Live 2018 “again & again”
10/11(木) 渋谷WWW X
10/23(火) 梅田Shangri-La
 
 
■WEB
【CIVILIAN公式サイト】
 

  • new_umbro
  • banner-umbloi•ÒW—pj