全国15万部を誇る日本最大級のミュージックフリーマガジン on Web!!

10-FEET 『RIVER』

 
 
 


「聴いた時に音以外のモノでぶつかってくるパワーの量が違ったかなって」


 
 
 
 
●早速ですが、10/23に発売された3rdシングルの表題曲、「RIVER」は泣かせますよね。
 
TAKUMA:なんかこの曲だけ明らかにパワーが違うなと思ったんです。歌詞的に一番最近思っていることが込められているし、なんて言うかな、聴いた時に音以外のモノでぶつかってくるパワーの量が違ったかなって。
 
●今、いい事言いましたね?
 
TAKUMA:全部の曲に対して良さも感じているし、もちろん愛着も持っているんですけど、ネタが出てくる時って言うんですかね? 作曲する時はサビからが多いんですけど、メロディが出てきた時の衝撃は「RIVER」はもう、ものすごかったですね。
 
●あのね、『機動戦士ガンダム』って知ってます?
 
TAKUMA:知っているというか、実は僕がガンダムですからね。
 
●…映画版の2作目、『哀戦士』の主題歌を聴いた時に似た印象を受けたんです。悲しくて切ないけど元気付けられるという。
 
TAKUMA:そうですか(笑)。あの曲、めちゃめちゃ好きですよ。(と言いながら歌い出す)
 
●そして同じく3rdシングルの4曲目に「FELLOWS2」が入っていますよね? 前作『springman』には英語詞の「FELLOWS」が入っていますが。
 
TAKUMA:結構、露骨に差別したつもりなんですよ。基本的に1stと2ndに入っている曲以外は、英語でも日本語でも歌えるようにしていたんですよ。で、次にシングルを出すと決まった時に、『springman』から2曲しようということになって、だったら何か変化を見せたいなと。それでホーンが一番しっくり入る曲が「FELLOWS」で。でもそれだけじゃ面白くないから、日本語バージョンも作ろうと。
 
●話は変わりますが、“10-FEETと言えばライブ”というくらいライブをたくさんしていらっしゃいますが、11月はTHE SUICIDE MACHINESとツアーですよね。
 
TAKUMA:めちゃくちゃカッコいいですよね。実は聴き出したのは最近なんですが、向こう(海外)の人のライブとかプレイは、本当に観てて面白いですよね。ライブを観ていたら、文化の違いがハッキリわかるし。向こうは生活の中に、音楽とかが入っているでしょ? そういうのを露骨に思い知らされますよね。あっちの人は身体がそういう(音楽と密接した)造りになっていると感じることもあるし、楽しかったら歌おうというのが当たり前だと思うし。
 
●確かに日本人は生活の中に音楽ってそれほど密接していないですよね。子供の頃から歌ったりする機会は無かったんですか?
 
TAKUMA:僕は親が音楽をやっていたので、音楽に囲まれて育った人間なんですよ。
 
●え? そうだったんですか?
 
TAKUMA:父親がバンドでギターボーカルをやっていて、母親がコーラスをやっていた。姉もそんな親を見て育っているから歌を真似していたりとか。僕が一番下手くそですけどね(笑)。みんなめちゃくちゃ上手いです。僕、家族の前では絶対歌えませんもん(笑)。CDとか「お前、もうちょっとマシに歌えよ」とかめちゃくちゃ言われてます(笑)。応援してくれてますけどね。
 
●10-FEETというバンドは、どんくさいというかベタな部分と、スマートというかかっこ良くキメる部分のバランスが絶妙で、それぞれの魅力がいい方向で出ていますよね。ライブで基礎をがっちり固めているし。
 
TAKUMA:それは…褒め言葉ですね(笑)。
 
●いや…褒めてますもん。
 
TAKUMA:ライブは基本的に好きですね。たくさん数をやるのは全然苦にならないし、スケジュール的に可能なライブは断らずにやっていこうと思っています。硬派にキメるところはキメて、ちゃらけるところはちゃらける、というのは実はすごく意識しているんです。それがめちゃめちゃ大事というのはバンドやり始めた頃から考えていた。最初のうちはライブでそれを意図的に作ったりしていたんですけど、今は何も考えずに出来ているんです。要は、どこでどうしようとか考えなくても、全部に本気でやったらちゃんと伝わると思いますね。ファンの人に「真剣にやっている」と思われた時は、多分僕らもめちゃめちゃ真剣にやっていると思うし、ふざけているなと思われた時は本当にふざけていますね。真剣に笑いを取ろうとしたりとか。
 
●真剣に笑いを取ろうとして取れなかったことはあるんですかね。
 
TAKUMA:それがね…一番辛いですよね。別に演奏をミスったとかで反省会はあんまり無いんですけど、ネタがスベった時ほど悲しい時は無いですね(笑)。反省会というか、みんな声も出ない(笑)。曲がダサいと言われるより面白くないと言われたほうがめちゃめちゃ凹みますね。
 
●関西では「おもんない(面白くない)」って、人間として最低の評価ですからね(笑)。
 
TAKUMA:でしょ(爆笑)。それ一番下ですからね。特に自分の中でものすごく反省してしまいますね。
 
●でもMCですごく観客のハートを持っていくじゃないですか。
 
TAKUMA:あんまり決めつけてるつもりは無いんですけどね。「~せなあかんぞ」と言っている時って、実は自分にも言っているんですよね。もう27歳なんですけど、年齢のこととかも言いますしね。リアリティを大事にしたいというか、“ステージ上の人”という感じを出してしまうと、普段の生活の中で感じたり思っていることが伝わりにくくなってしまうんですよね。歌詞とかが装飾品になって、ただカッコいいだけになってしまうと思うんです。人間臭いところって別に出してもいいと思うし。
 
●11月末から約2ヶ月間、“Viva! Riva! RIVER! TOUR”が始まりますね。
 
TAKUMA:今まで色んなところを廻ってきたんですが、やっぱり初めてのところって面白いですよね。僕らをよく知って来てくれている人たちばかりじゃないから、ある意味初心になれるし。だからライブというのは今後もすごく大事にしたいですね。…ところで、おもしろ顔ですね。
 
●え?…いや、全然関係ない話じゃないですか。というかそろそろシメなんですが、他のお二人は全然喋っていないんですけど、いいんですか?
 
NAOKI&KOUICHI:はい。