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Disc Now 音楽関係者が本気でお勧めする1枚!!

Title : 『未来ライン』

Artist : 竹友あつき

 私が初めて“竹友あつき”と触れたのは、先輩のデスクからの音漏れ。何かカッコいい音が聞こえるぞ〜と思ったら、竹友君のデモテープでした。最初は一声惚れ。どこまでもキャッチーなメロディーに何かクセになる感じ。「いいですね〜!」なんて先輩に話しかけて、資料をもらって、歌詞を読んだらもっとびっくり。
 “進む路と書いて「進路」になる僕らは本当に進んでるのか?”(「いちぬけた」)とか“偽らず生きようと偽って生きてきた”(「制服の裏側」)とか。コイツ本当に17歳か? と。いや、違うな。すごく共感をしてしまったんです。歌詞というか竹友君の考え方に。私もこういう小難しいこと考えちゃう10代でした。10代のときに竹友君の歌と出会っていたら、私はもっと救われたんじゃないかって。
 今からでも遅くない。悩める10代、そしてその親世代まで、悶々とした青春というワードにひっかかっちゃうアナタには、竹友あつきを処方します。

レビュー執筆者:EMI RECORDS宣伝本部 オオトモ 邦ロックと宇多田ヒカルをこよなく愛する金髪腐女子。日夜マンキツにて新しい音楽と新しい漫画を探す毎日。