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Disc Now 音楽関係者が本気でお勧めする1枚!!

Title : 『水彩とパンドル』

Artist : ソレカラ

ソレカラ…その後に続く未来を感じる言葉。このネーミングセンスにまず惹かれる。
昔で言うと「溝に針を落とす」という素敵な表現なんだけど、現代は「トレイに入れてボタンを押す…」まあちょっと味気ないですが、そうやって最初の音が耳に入ってくる。それが自宅だったりプライベートの空間ならばその空気を壊すことなく自然と耳に入ってくる音。歌が聴こえてくるとさらにアルファ波がまして、なんともいえない世界感に誘う。
イメージは平成のまあ強くない男子が探しながら迷いながら前を向いて生きていく物語。透明感の先に希望の光が見えてくるようなドラマティックな展開。それからこの声はQueから巣立って大きく羽ばたいた幾つかの声…その輝きに勝るとも劣らない響き。そしてソレカラ史上最高のレコーディングクヲリティ。
これは俺の自宅でもローテーション入りだ!

レビュー執筆者:二位徳裕 インクスティック芝浦〜下北沢屋根裏を経て、94年よりCLUB Que店長。主演に怒髪天の増子直純、the pillowsの山中さわおを迎えて映画『COLORS OF LIFE』を監督。オートバイ雑誌などでも執筆中。