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CULTURES’ BackPacker vol.2 ソエジマトシキと語る

春めく2023年3月18日より全世界一斉デジタル配信となったToshiki Soejima(ソエジマトシキ)のニューアルバム「True」にて、「Beautiful In Tokyo feat.CHiLi GiRL」がリリースされました。今回はそんなあたしの盟友であり、ギター講師やアーティストとして活躍するソエジマくんとの対談インタビューをお届けします。

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はじめに、ソエジマくんとあたしの出会いは2021年頃に流行っていた「Clubhouse」というトークアプリ。そこでソエジマくんがTwitterで開催する「おしゃれペンタ選手権」を知り、三味線でもぜひ参加してください!と背中を押していただいたことをきっかけに、第4回から参加しました(この時、初参加でアレンジ賞を頂きました)

【日本一のペンタ使いは誰?】第4回おしゃれペンタ選手権のグランプリを発表します!

以降第6回では準グランプリに。ソエジマくんは、友達だからどうこうじゃなく、本当にフラットに審査選定してくれるので、純粋にすごく嬉しかったです。

【グランプリは誰の手に?】第6回おしゃれペンタ選手権の結果を発表します!|伝説級のギターソロが誕生しました。

あたし自身、三味線のコンクールも含めて、オーディションやコンテストと言う競争文化からは卒業していたのですが、不幸中の幸いなのか、コロナ渦でCHiLi GiRLが誕生し、CHiLi GiRLでなら初心に帰ってみることも大事だ!と思っていた矢先に、ソエジマくんと出会ったんです。この出会いはすごくあたしにとってはかけがえないのないものです。

まさに第4回おしゃペンでの提出曲が「Beautiful In Tokyo」。あの時の曲がこうして世界中にリリースされるなんて当時夢にも思いませんでした。ベーシックトラックはソエジマくん、メロディはチャレンジャーShinobuの共作曲。そこから派生するふたりの対談をぜひお楽しみください!

◆アルバムレビュー

https://note.com/musicassetdir/n/n58b4352c241a

◆ソエジマトシキセルフライナーノーツ

https://note.com/toshiki_soejima/n/n93f1ba817ada#d0c985c9-14bc-4b94-8cde-fff2906cb2d3

■プロ音楽家として自分をカテゴライズするとしたら

CHiLi GiRL(下記:C)”音楽家”を職業にするとしたら、演奏家、ミュージシャン、アーティスト、バンドマン、講師の5つにカテゴライズされるとあたしは考えてるの。ソエジマくんは、自分自身はどれだと思う?

ソエジマトシキ(下記:ソ)Shinobuさんの言うカテゴライズの違いってどんな感じ?

C)演奏家は、作曲した人の意図を汲みながらなるべくそのままの完成度を保って後世に伝承する人。ミュージシャンは自分で作曲もするし、誰かが作ったものでも自分の個性も取り入れながらバージョンアップをしていく人。

ちなみにアーティストは、よりゼロから個性を表現をする個人または少数ユニット。バンドマンは、みんなで集まって”アーティスト"になる団体のことかな!ミュージシャンとも違って、上手い下手関係なくその団体に必要不可欠な個性を発揮している人はまさに、揺るぎなくバンドマンだと思う。で、言わずもがな講師は音楽を教える人だね。

このうちであたし自身はアーティスト、ミュージシャン、講師かなって思う。

ソ)演奏家も含まれてると思うよ!

C)あ、たしかに演奏家も入るかも!そしたらバンドマン以外かな!笑

ソ)伝統芸能を今でもしっかり弾いてたりもするもんね

C)師匠に「地域性や歴史や作家の意図を踏襲して、演奏で表現してね」って言われるからそうかも…!じゃあ改めて、ソエジマ君はどう?

ソ)俺はギター講師の他に、アーティストとミュージシャンの二つがあるのかなと思ってる。ゼロイチでの制作はやってるからアーティストかなと思ったんだけど、その意味のアーティストよりかはもっと汎用性がある気がしていて、ミュージシャンの要素もあるのかなって。

なんだけど、演奏家的な活動は今は全くしてないかな。あとバンドマンでもないし。

講師とアーティストの側面が特に強くて、他の人とコラボする時にミュージシャンの側面が出てくるね。

C)なるほどね!それってどんな割合?

ソ)なんとなくイメージとしてあるのは、アーティストと講師が4:4であって、残り2がミュージシャンかな。

C)あー!はいはいはい!(納得)

ソ)セッションしてる時は、やっぱりミュージシャンって感じがするなあ

C)やっぱりミュージシャンって言うのは楽器が上手いこと、更には人の目を惹きつけることができるのが大前提でさ。ソエジマくんの楽器への情熱やソウルが出てきているのは、この間のライブステージに立ち会ってそう感じた!

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