音楽メディア・フリーマガジン

繋げ! 東北ライブハウス大作戦☆LIFE Vol.23

2011年3月11日。あの日からわずか3カ月後の6月に産声をあげた「大作戦」。ライブハウスに生きづく人たちの、“真実と志”を伝えるために…。

チェーンコラム23人目 THE BACK HORN山田将司

山田山田将司(やまだまさし)
1979年10月8日、茨城県生まれ。THE BACK HORNのボーカリスト。バンドは“KYO-MEI”をテーマに、聞く人の心をふるわせる音楽を届けていくという意思を掲げている。数々の映像作品への楽 曲提供や、二度の日本武道館公演を成功させ、国内が問わず、近年のロックフェスでは欠かせない存在感を確立。結成15周年を経て、2014年には映画『光 の音色 –THE BACK HORN Film-』が全国ロードショーとなった!

 

 

 

 

 

 

カメラマン石井麻木ちゃんからバトンを受け書かせて頂きます。

あ の3.11の震災が起きてすぐ、我々バックホーンにも何か出来ることはないかということで義援金を募る為、『世界中に花束を』を急遽制作し配信しました。 思春期を音楽に助けてもらった自分は、こんな自分でも音楽で誰かを助ける事が出来ればと思い、歌を歌う道を選び1998年に上京しました。自分だけの感覚 かもしれませんが、歌というものを歌っていると、喜びの爆発の感情よりも悲しみや刹那さの爆発の感情の方が人の「性」に触れやすいなどと思ってしまう事が あります。己を追い込み自分自身が叫び狂うことで、人の心の悲しみの部分に触れ、癒す事ができている様な気になってしまう事もあります。震災後、 ALBUM『リヴスコール』をリリースし、そのツアーの追加公演を東北ライブハウス大作戦の繋がりで宮古、大船渡、石巻の三箇所でライブをやらせてもらい ました。その時のライブでは悲しみ云々、癒し云々などを超え、汗まみれになり「生きている、今生きているんだ」と『生』を体現しているお客さん達の姿。本 編最後の『世界中に花束を』を終えると「ありがとう!!バックホーン!!!ありがとう!!!」という言葉。目頭が熱くなり、魂が震えました。その感覚は今 でも自分を奮い立たせてくれます。温かく情に厚い東北人、底知れぬ魂の気迫、東北ライブハウス大作戦。猪苗代野外音楽堂のOPEN、おめでとうございま す。そして今後ともよろしくお願いします。

どんどん若い世代にこのリレーのバトンを!

次はa flood of circle G.Vo.佐々木亮介に繋ぎます。亮介よろしく!
山田将司(THE BACK HORN)

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