音楽メディア・フリーマガジン

~関東・東北地方音楽シーンの現状報告~ Vol.24

ザ・キャプテンズ Ba.テッド

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音楽は心を豊かにさせる。
そして音楽が豊かな時こそ、愛と平和が生まれる。

皆様、健やかですか? 朗らかですか?
ザ・キャプテンズ、エレキベース担当テッドです。
2011年3月11日に起こった、東日本大震災で被災された皆様、そのご家族の方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
当時私は仙台の自宅にてレコーディング最中でした。
小さな揺れと、地鳴りと共にジリジリと軋む音が数秒聞こえた後、地震は突然やってきました。
物が散乱したものの、私の自宅は損傷がなかったのですが、ライフラインはストップ。近所の方々と協力して、情報交換と食料や飲み物を配りあって、3日間を過ごしました。
私の住む地区は3日後に水道が出るようになり、友達と一緒に食料や水やガソリンを、避難所や老人ホームに運ぶ作業をしました。
自分に出来る事は何か?
そんな事を自問自答しながら、運ぶ物資に喜んでくれる人々の笑顔に、人とのふれあいに、心を救われていました。
私は仙台在住ですが、生まれが宮城県気仙沼、育ちが青森、青森在住の両親は無事でしたが、気仙沼在住の親戚一同の安否は6日経っても取れなかった。不安で心が支配されそうになった時、沢山の笑顔とふれあいに心救われていた。
震災から1週間が経ち、気仙沼の家は全壊しましたが、全員無事だという確認が取れました。それから定期的にボランティア活動をさせてもらいました。
ザ・キャプテンズの活動は今年で12年目。
震災直後、人が生きる上で音楽の必要性に悩んだ時期もありましたが、人を笑顔にしたくて、人とふれあいたくて、心を動かしたくて、見る人に幸せな気持ちを与えたくて始めたこの活動。
2010年11月14日、ザ・キャプテンズのボーカル傷彦が意識不明の重態で倒れ、「脳腫瘍」が発覚しましたが、彼の生命力と、沢山の人達の愛と支えによって、乗り越えてきました。2012年5月27日に10年連れ添ってきたギターヒザシが脱退しましたが、新メンバーのケイ伯爵とジャッキーの加入で、再始動しています。2013年2月13日にはニューシングル『シェイクハンド』には、手と手を取り合って震災からの復興の気持ちを込めました。2013年5月2日には、渋谷O-WESTにて、新生ザ・キャプテンズ2回目になるワンマンライブも控えています。
ザ・キャプテンズは、僕の人生であり、永遠の青春。
沢山の人達とよりそい、愛し合い、笑顔にし、幸せにする為に、これからも活動してゆきます。
音楽は心を豊かにさせる。
そして音楽が豊かな時こそ、愛と平和が生まれる。
皆さん、いつまでも、健やかに、朗らかに…。

 

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