音楽メディア・フリーマガジン

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第132回

今回もdbx のアウトボード『DDP』について取り上げます。

 

DDPは、通すだけで中音域がややファットになるのですが、コンプモードをONにすることによって、中高音から高音が、より前面に出てロックな音になります。

『OVER EASY(ソフトニーに値するツマミ)』というモードをONにすると、レシオ(コンプのかかる割合)は優しく細かく、アタックは臨機応変に設定可能で、10段階でコンプカーブをつけることが出来ます。

リミッター部分には、ブリックウォールリミッター(先読みリミッター)に限りなく近い『PEAK STOP』というパラメーターがあり、WAVESのLシリーズに似た使い方も出来ます。

この流れは同じdbx社のQuantamに承継されていくようです。(気になる方は連載44回をご参照ください)

またデジタルオプションを装備するとデジタルアウトが使用可能となり、ADコンバーターとしての存在感も増します。

この製品のようなフルデジタルのダイナミック系アウトボードは、現行品では残念ながら少なくなりました。

プラグインに限界を感じている方は、状態の良い中古品を購入することを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。


Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。

初めまして、夢スタジオの須長(すなが)です。

当スタジオは群馬県前橋市にあり、リハーサルスタジオ・イベントホール・レコーディングスタジオを併設した総合スタジオとして、皆さまにご利用いただいております。

 

■ レコーディングスタジオ

Digidesign 192 I/O を使用し、24チャンネル同時レコーディングが可能です。

 

 

録音ブースは5部屋ご用意しており、アコースティックからバンド編成まで幅広い収録に対応しております。

また、グランドピアノ スタンウェイ C 型を備えており、ジャズなどのセッション収録などでご利用いただいております。

 

■ イベントホール

イベントホールには、ベーゼンドルファー92鍵グランドピアノをご用意しています。

ピアノ教室の発表会をはじめ、各種イベントにご活用いただいています。

さらに鏡を設置しているため、ダンス教室やリハーサルにも最適です。

 

■ リハーサルスタジオ

1階にはグランドピアノのお部屋を含め、全5部屋のリハーサルスタジオを設けています。

バンドリハーサルから個人練習まで、用途に合わせてお選びいただけます。

また、駐車場を20台分完備しており、機材の持ち込みもスムーズに行えます。

 

夢スタジオ

〒371-0846 群馬県前橋市元総社町2丁目24−20

http://felicaik.web.fc2.com/index.html


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

 

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

2025年12月分の放送は12月10日(水)24日(水)

出演 樫村治延

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


 

Major Flaw MAD DREAM

前作よりもギターロック感が増し、シティーポップ感が薄れているが、彼らのやりたいサウンドが無理なく表現されている。これからの活躍に期待大。


 

サイハテジンルイ「朝を待って」

少しエモでオルタナっぽく、パワーポップ要素もある、ギターロックバンドの最新作。声質やフレージング、各楽器の音色が絶妙な落としどころをついている。リアルタイムの下北系が好きな人におすすめ。


 YU-DAITONBI

ラッパー、ビートメイカー、DJ、エンジニアとマルチな活動で長年活躍しているYU-DAI氏渾身の一曲。オールドスクールのHip Hopをベースに、トラップ、ドリル、R&Bフレーバーがセンス良く散りばめられている。

当スタジオではマスタリングを担当。


TëKMO+CONTINUE?

NSG☆チャレンジャーズLIVEでグランプリ受賞、ROAD TO JAPAN JAM 2023で優勝、日テレ系「NNNストレートニュース」のウェザーテーマに採用など、数々の経歴を誇るシティーポップバンドの最新アルバム。


 

MAYRALDCH.01

 Vo.とDr.が女性メンバー、G.とB.が男性メンバーという編成のロックバンドの最新作。少しギターロック的要素があるシティーポップを展開しながら、洋楽的エッセンスも無意識に取り込んでいる点が聴きどころ。


 

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第131回

CHAPTER H[aus]エンジニア樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 131

前回に引き続き、dbxのデジタルダイナミックプロセッサー「DDP」について考察します。

 

DDPはステレオコンプレッサー、リミッター、ノイズゲート/エキスパンダー、パラメトリックEQ、ディエッサー、AD/DAコンバーターを搭載した、ダイナミクス系マルチデジタルアウトボードです。

AD/DA部は、上限が24bit 48kまでなので、現行機材と比較するとスペック的には低いのですが、実際使用してみると印象が変わります。改めてスペック等の数字は、ほんの目安にしかならないということを実感します。

この機材は、全てが2chに(ステレオもしくはL・Rモノ)なっています。

これは接続の一例ですが

スネアの表・裏それぞれにマイクをセッティング(合計2本)

マイクケーブルでマイクプリアンプにつなぐ

(マイクレベルからラインレベルに上げる)

DDP

オーディオインターフェース

PCでREC

マイク2本を使用したギターアンプRECや、ドラムのオーバトップなど、ペアで録りたい素材に、特に重宝すると思います。

もちろん、基本的に1本で済んでしまうボーカルやベースなどの録りにも戦力になること間違いなしです。


Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。

キーボード、パーカッションをやっております、木田 裕耶(きだ ゆうや)です。

私は都内で開催している歌謡曲、J-POPのセッションホストや、自身のバンド『とりいそぎ』のバンマス兼キーボードとしての活動、クラシックからポピュラーまで幅広く演奏活動をしております。

またアーティストのサポートや楽曲アレンジ、音楽教室、中学校吹奏楽部にて楽器講師をしています。

スタジオチャプターハウスのエンジニアである樫村様とは、自身のバンドのレコーディングでお世話になり、10年ほどのお付き合いになります。

今回は、私の作業スペースや機材をご紹介します。

 

まずメインの作業スペースになります。

電源タップはFURMAN SS-6Bを使用

PCはMac Book Pro

DAWはLogic proX

インターフェースはTASCAM US-2×2-CU

モニタースピーカーはAKAI RPM3

モニターヘッドフォンはTASCAM TH02

マスターキーボードはKORG KROSS88

を使用しています。

※撮影時はCASIO px-5sをセッティングしています。

モニター下のスピーカーはPanasonicのラジカセと繋いであり、ミックス時にさまざまな方法で確認するようにしています。

また基本的にソフト音源は、ほぼ使いません。

やはりハード音源の音圧には敵いません。

唯一ソフト音源で使うのは、Logic proX内のハモンド系のオルガンです。

音色の再現度や質感が良いです。

シールドはOYAIDE QAC-222Gを使用。

 

ボーカルやコーラス録音をする際は、YAMAHA MG06Xをかませてからインターフェースに送っています。

プリセットのリバーブが自然でとても良いです。

ケーブルはOYAIDE PA02を使用。

ボーカル録音はSE ELECTRONICS SE2200、2200aⅡを使っています。

ヘッドホンで聴くと、まるで目の前で歌っているような音圧と空気感です。

コーラスやその他楽器の録音ではTASCAM TM80を使っています。

安価ですが音質が良いので気に入っています。

 

所有している鍵盤楽器をご紹介します。

ライブでの使用が多い為、ステージ上での操作性や、僕がよく使うピアノ、エレピ、ストリング、ブラス、オルガンなどの音色が購入の決め手になります。

写真はCASIO CT-X3000。

・YAMAHA MX49

ライブでの使用が多いです。

瞬時にエフェクトやオクターブシフト、トランスポーズ切替ができるのがポイント高い。

・CASIO px-5s

シンセサイザー機能が搭載されている物だが、ピアノやエレピの音色が太く、主に音源として使用。

・CASIO CT-X3000

安価だが音色は抜群に良い。

特にピアノやストリングの音の広がりや、サックスの再現度は抜群。

・KORG KROSS88

主にマスターキーボードとして使用。

タッチが丁度良く、エレピやベル系の音が良い。

・Roland GO:KEYS

安価だがローランドならではの音色がたくさん入っている。

・YAMAHA U30Bic

1980年代後半に製造されたアップライトピアノ。

材質にもお金をかけていた時代のピアノなので、今のピアノにはない豪華な音色。

 

最初にも書きましたが、私はキーボードの他にパーカッションもやります。

自宅にはマリンバ、シロフォン、グロッケン、ドラムセット、コンガ、カホン、小物パーカッションなどを所有しています。

※写真はSaito MSW-5400W 5.5オクターブマリンバ。

 

 

木田 裕耶 プロフィール

7歳よりピアノ、12歳より打楽器を始める。

東邦音楽大学附属東邦第二高等学校、東邦音楽大学卒業。 

在学中よりショーバンド専属キーボーディストとして演奏活動を始める。

オリジナルバンド「とりいそぎ」キーボード兼バンドマスターとして活動。

音源制作やアレンジャーとしても活動中。

ヤマノミュージックサロン上尾、スクール熊谷ピアノ講師。

これまでに打楽器・室内楽を安藤芳広、石内聡明、河野玲子、小松玲子の各氏に、ピアノを浦川玲子、S.アーノルドの各氏に、エレクトーンを高橋朋彦氏に師事。

現在フリーのプレイヤーとして、クラシックからポピュラーまで演奏活動をする傍ら、指導活動にも力を入れている。 

・演奏可能楽器 

ピアノ、シンセサイザー、打楽器全般

・影響を受けたアーティスト 

松任谷由実

・アレンジを手掛けた作品

rain/KAKKO

https://youtu.be/Zy07ZbnF9zo

海を渡るあなたに/MFD

https://youtu.be/KvrYDpDSxhU

 

とりいそぎ プロフィール

2015年結成、メンバーは音大出身。 

東京を中心にライブ活動を始め2017年EPリリース、レコ発ワンマンライブ開催。

2019年フルアルバムリリース、レコ発企画ライブ開催。

第29回 定禅寺ストリートジャズフェスティバル出演。

2024年EP2枚リリース、レコ発ワンマンライブ2公演開催。

CITYPOPやAORを軸に様々なジャンルの楽曲を持ち、ライヴでは決まった編成を持たないスタイル。

・「アイコン」Music Video

https://youtu.be/TRRWZzN6-1M?si=JccSZoi5VpuboNGv


【今月のMV

ENGRAVE Honor And Pride

https://www.youtube.com/watch?v=VKa2vQLHpNQ

和のクラシック的要素と、欧米のパワーパンクロックが見事に合致したENGRAVEの代表曲。Penny WiseやYellow Cardを手掛けた、エンジニアDarian Rundallのハンドリングも魅力の一つ。当スタジオではレコーディング全般を担当。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

2025年11月分の放送は11月12日(水)26日(水)

出演 樫村治延

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


 

Major Flaw 「エルグの旅人」

シティーポップの要素がギターロックのフィールドに浸透している、ニューカマーバンドの意欲作。ギターポップ好きにも刺さりそうな魅力がある。


ともイル「夢ミル」 

活動30周年を迎える「ともイル」。フォークをベースにしたアコースティックサウンドをひたすら追求してきた彼が、満を持してリリースした集大成的アルバム。歌詞から曲作りをしている人、必聴。


Psycho  Freak Psycho Freak

「USAラウド系ロック」meets「Hip Hop」といったワードがピッタリな、ロックバンドのアルバム。音楽性を絶妙に変化させ、時代に合わせたアップデートをさりげなく展開する姿勢に共感できる。


 

Yapool Yesterday

ガレージロック、R&Rスピリッツの中に、かすかに感じるビートルズフレーバー。そんな今作は、彼らの新機軸になるであろうことは間違いない。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第130回

今回ご紹介するのは、コンプ、EQなどで定評のあるメーカー、dbx社の『DDP』です。

 

DDP=Digital Dynamics Processorは90年代後半にリリースされた、隠れた名アウトボードです。

機能はステレオコンプ、リミッター、ゲート、パラメトリックEQ、ディエッサー、AD/DAコンバーター。

特に素晴らしいのがAD/DAコンバーターです。

数字的なスペックは高くはないのですが、質実剛健でファットな質感は、現行の上位機種と比較しても引けを取りません。

またコンプのバリエーション、クオリティーも高評価を得ており、伝統的コンプのdbx160、162、165、そして

シルバーシリーズ566的なプリセット群に加え、Urei、Neve、SSL系まで力強くエミュレーションされています。

もちろんDDPのオリジナルコンプのバリエーションも非常に実践向きで、使いやすい物となっています。

ちなみに余談ですが、CDプレス用データの『DDP』も同じ表記ではありますが、こちらはDisk Discription Protocolの略で全くの別物です。


Sight Seeing

注目度の高い音楽スタジオをご紹介します。

TSUKIHANA SOUDS STUDIO

栃木県足利市に所在

設計・施工はアコースティックエンジニアリング

システムプランニング・機材コーディネートはコグレ楽器

33畳のメインブース。

大谷石や絹ガラス、障子、聚楽壁などを取り入れ「和」を貴重とした作りになっている。

レコーディング環境にも徹底的にこだわった。

 

ブースは他に4.2畳のピアノブース、そして3畳ほどのボーカルブースを有している。

 

コントロールルームは15畳

メインのミキサーは「SOLID STATE LOGIC ORIGIN32」

オーナーである栗原氏が一目惚れして導入

TSUKIHANA SOUNDS STUDIOを作るきっかけとなったとも言える。

スピーカーはGENELEC 1238A SAMとPMC PMC6-2の2種を設置

正面の壁にもメインブースと同じく大谷石を使用。

こちらは、細かく切り出したものを組み合わせている。

 

また、コントロールルームの後方には「縁側」をイメージしたベンチがあり、レコーディングやミックスの際にアーティストやスタッフはこちらで立ち会うことができる。

これだけの規模のスタジオだが、マシンルームは敢えて設けず。

近年、レコーディングに使用するコンピュータはエンジニアやクリエイターが持ち込むことが多く、スタジオにはコンピュータを常設していない。

スタジオエントランスから和を感じる作りに。

そしてオーナーの遊び心が施されている。

天井から吊るされている大小の金魚ちょうちんは、山口県から取り寄せた「柳井金魚ちょうちん」

 

細部にわたり、オーナーの栗原氏のこだわりが詰まったTSUKIHANA SOUNDS STUDIO

今のところ一般への貸出しは行ってない。


【今月のMV

Engrave Cancerous Country

https://www.youtube.com/watch?v=ubGC1GPvTX8

プロデューサーにPennywiseやYellow Cardなどを手がけるアメリカの敏腕エンジニアDarian Rundallを迎えた、19年ぶりの新曲。当スタジオはレコーディング全般を担当。MVには、クエンティン・タランティーノ監督のハリウッド映画『キル・ビル』で殺陣指導・出演の島口哲郎氏も特別出演している。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

2025年10月分の放送は10月8日(水)22日(水)

出演 樫村治延

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

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当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


 

TëKMO+SURFACE TENSION

結成当初からシティーポップ路線を展開してきたTëKMO+が、満を持してロックにチャレンジ。時代の流れに迎合しすぎず、抗わずといった姿勢に共感する。


 

lapremière Lazy!

ギターロックを基軸に、パワーポップ、オルタナ、ドリームポップ的要素を個性的に絡めた1st音源。聴きこむほどに細かい仕掛けに気づく。


 

ENGRAVE

国内パンクバンドの雄 『Engrave』19年ぶりとなるフルアルバム。プロデューサーにDarian Rundallを迎え、楽曲によってはPennywiseのメンバーも参加していることが話題になっている。当スタジオではレコーディング全般を担当。


 

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第129回

「アウトボードで一番人気の高いメーカーは?」と問われ、まず最初に挙がるのは『NEVE』ではないでしょうか。ミュージシャンやレコーディングエンジニアから圧倒的な支持を得ているNEVEだけに、他社製レプリカモデルやクローンモデルも多数存在します。

NEVEと並び称される、長年のライバルメーカー『SSL』にも、その黄金期のスピリットを踏襲する機材があります。

その代表的なものが『TK audio DP3』です。

 

DP3は2chのマイクプリアンプで、レンジが広く密度の濃い音が特徴であり、オールマイティーに使えます。

個人的には本家SSLのAlpha Channelよりも好みです。

マイク入力のみならずライン入力の音も素晴らしいので、気になる方は是非チェックしてください。


Sight Seeing

注目度の高いスタジオをご紹介します。

福島県郡山市にある隠れ家的レコーディングスタジオ -Studio UN- スタジオアン

2011年の震災後に設計施行した一軒家のスタジオ

2016年頃から地元企業、個人の方々を中心にナレーション/MA/バンドレコーディングやホール録音配信など行っています。

ドラムはYamahaのYD9000レコーディングカスタム、ギターアンプはdivided by 13

マイクはAKG-TheTube、Soundelux-E251のほか

マイクプリアンプはNEVE1272、Manley、Avalon、GMLなど

コンプレッサー、イコライザーも含め、自身での楽曲製作で使用し選び抜いた機材となっています。

ブースは、遮音はもちろんデッドになり過ぎない適度な残響となっており

コントロールルームも、TRRINOVなども使用し音響調整された環境となっています。

劇伴、TVCMなどの楽曲製作も行っており、レコーディング/ミックスエンジニア以外の楽曲アレンジでの視点、アドバイスなども必要であれば行い、レコーディングを行っています。

また、DAWの使用方法や作編曲のレッスンなども行っています。

音に関すること、それ以外でもお気軽にお問合せいただければ幸いです。

https://studio-un.jp/index.html


 

【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

2025年9月分の放送は9月10日(水)24日(水)

出演 樫村治延

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

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(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


 

TëKMO+24/7

Five new OldやYogee New Wavesのような、2010年代ネオシティーポップを独自解釈して制作されたかのような、キラーチューン。


 

Little Red Puzzle AGAIN

R&R、ガレージロック、アシッドフォーク、サイケカントリーなどの要素が随所から垣間見える、個性豊かなロックアルバム。


沢村御幸「Anthem

サミー・ヘイガー在籍時のヴァン・ヘイレンに、更にシンセサウンドを盛り込んだようなポップチューン。

当スタジオでは、作曲、レコーディング、ミックス、マスタリングを担当。


RINGOTUNE▶▶「猫日和/湯女」

ポップな女性  Voを前面に打ち出した、ギターロックの定番サウンド。聴き手を選ばない守備範囲の広さが彼らの魅力になっている。


 

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第128回

合計4回にわたり取り上げてきたMindPrint社のデュアルチャンネルストリップ「DTC」

今回はコンプ/リミッターとADコンバーターに焦点を当てます。

 

コンプ/リミッターのツマミは「LIMIT」と「RELEASE」の2種類のみですが、「LIMIT」を深くかけると

リミッター的なかかり方からコンプへと、レシオが自動的にシフトするような設計となっています。

例えるなら「アナログ系マキシマイザー」といった感じです。

このセクションにはチューブが採用されているので、フルデジタルでは味わえない暖かな質感が楽しめます。

ただ、アナログなので「Finalizerシリーズ」や「ハードウエア版L2」のような先読みリミッティングは不可能です。ある程度以上、音量を突っ込むと音が割れてしまうのでご注意を。

オプションのADコンバーターは20年以上前の製品にしては今でも通用する実力があり、ブライト&フラット

といった表現がピッタリです。

現行ミドルクラスインターフェースのADよりも好みだ、という評価をする人もいるくらいです。

4回にわたってのご紹介となりましたが、DTCの実力が少しでもお伝え出来たなら幸いです。


Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。

こんにちは、宮城県利府町にあるstudio unityです。

2019年からリハーサルスタジオを始め、現在は音楽スタジオ・ギターレッスン・レコーディングなどを行っています。

『友達の家で演奏を楽しむ』をコンセプトにしたスタジオは、こじんまりとしていながらも基本の機材と貸し出し品を揃えています。レコーディングも、いつものスタジオでいつもの機材で録る、気楽なイメージを大切にしています。

次のライブの話、新曲の話、試したかった機材の話。

待合ホールではそんな声が聞こえてきます。

店主のギターの音を聞きながら、隠れ家要素のあるスタジオをぜひ、ご利用ください。

当スタジオは不定休となっていますので予約をお願いします。

https://www.studio-unity.com/

 


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

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全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

2025年8月分の放送は8月13日(水)27日(水)

出演 樫村治延

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


 

YAPOOLMayday

ワンマンライブやツアーなど精力的に活動中のYAPOOL。新作は従来の「ガレージロック、R&R的要素」に

「2000年代UK R&Rリバイバル」風なエッセンスが加味された自信作。


 

ARNONINOORDINAL

フジロック常連バンドHIMIZなど数々のバンドを率いる佐久麻瞬太郎氏の、ポストサイケトランスユニットのアルバム。中国ツアーも敢行し、サウンドの切れ味もますます鋭さを増したようだ。


 

経血「insecure」(アナログ盤)

今やNewWave系ハードコア界の重鎮になりつつある経血のアナログ盤。楽曲の仕上がりも、より余裕が感じられ玄人好みな音源となっている。


 Money SwanGET THE MONEY

最近では比較的珍しい3MCトランスヒップホップユニットの楽曲。3人一発録りならではの疾走感とテンションが一番の聴きどころ。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第127回

前々回から取り上げているドイツのプロオーディオブランド「Mind Print」のフラッグシップアウトボード『DTC』。今回は、ステレオチャンネルストリップのEQ部分にフォーカスを当てます。

 

DTCのワークフローは以下の通りです。

マイクプリ部分はチューブ式ではありますが、オールドニーヴが更に粘っこくなったようなキャラクターで、ロック全般と相性が良さそうです。

EQのワークフローです。

かなり細かい音作りが可能です。

EQは、HiとLowのフィルター以外は結構穏やかで、位相のズレが少ない印象です。

惜しいのは、ツマミがグリッチ式ではなくスルータイプである点と、コンプのスレッショルド以外にステレオLINKを適用出来ない点です。

次回の連載では、コンプリミッター部分に触れたいと思います。


Sight Seeing

注目度の高いバンド·アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。

サウンドクリエーターの鶴羽敏行です。

商用音楽など様々な音楽制作をしていますが、並行して「TsuruSwing」という名義で、HouseMusicをベースとした楽曲配信やマシンライブ、DJとしての活動もしています。

全体

私の自宅スタジオは3畳程度しかない小さなスタジオですが、全ての機材に手が届くのが利点です(笑)

大きな音を出せる環境ではありませんが、楽曲を聴いてくれたプロデューサー、クライアントさんから音を気に入っていただき、楽曲制作以外にもミックス、マスタリングのみ依頼されることもあります。

限られた環境で制作しているDTMerさんの励みになると思います(笑)

アナログシンセなどハードの機材が多めですが、仕事での楽曲制作はプラグインだけで完結することが多く、自分の活動用の機材という感じです。

 

正面

Sequential Prophet Rev2はマスターキーボード兼用として使用しています。

(奥にあり写っていませんが)オーディオIFはRME Fireface UCを、こちらは10年以上使い続けても故障や不具合など一切なく、フラットな音で信頼しています。

音響補正にARC STUDIOを導入しています。

アウトボードなどは使っておらず、UAD-2などを用いたプラグインベースでの作業になります。

モニターはYAMAHA HPH-MT8のみで制作し、ミックス、マスタリング時のみ Genelec 8020D、iLoud Micro Monitorを使用しています。

 

 

マシンライブ機材

SNSでマシンライブ朝練と題して(笑)週に2~3回、マシンライブの練習風景の投稿をしています。

マシンライブはPCを一切使わず、ハード機材のみで演奏をしていまして、Erektron OctaTrackにシーケンスデータ、同社のAnalog RYTM MK2にビートを仕込み、SP404SXでボーカルやワンショット系のサンプルを、シンセでソロやバッキングを演奏します。

 

マシンライブの模様 

 

キーボード 

Moog Subsequent 37は、TsuruSwingのほとんどの楽曲のベースで使用しており、特有の太い音は唯一無二と言えるでしょう。

その下のSequential Pro 3も、リードやベースに使用することもあります。

Roland XV-5080 は、25年前に購入したものですが現役で使用しており、90~2000年代の音が欲しい時に使用します。

Roland Jupiter-Xmは、ライブ用として重宝しています。

 

▫️機材リスト

⚫︎ハードシンセサイザー、リズムマシン、etc

・Sequential Prophet Rev2

・Sequential Pro 3

・Moog Subsequent 37

・Modal Argon8

・Roland Jupiter-Xm

・Roland XV-5080

・Novation Bass Station II

・Roland SP-404SX

・Roland TR-8

・Elektron Octatrack

・Elektron Analog Rytm MkII

・strymon BigSky

⚫︎PC周り、オーディオIF

・RME Fireface UC 

・MOTU M2

・UAD-2 satellite

・Zoom LiveTrak L-6

・IK Multimedia ARC Studio

・Mac mini (M2 Pro)

・MacBook Air M4

⚫︎モニター、ヘッドフォン

・Genelec 8020D

・IK Multimedia iLoud Micro Monitor

・YAMAHA HPH-MT8

・Austrian Audio Hi-X65

⚫︎主な使用プラグイン

・UAD-2.  Waves. Fabfilter Pro Q3、Softube Tape Sonnox Oxford INFLATOR Izotope Ozone. SMART EQ4

・Kontakt、Serum、DIVA、Nexus、

 

プロフィール

Toshiyuki Tsuruha / TsuruSwing 

フリーランスのサウンドクリエーターとしてカラオケ音源、ゲーム、CM音楽、企業用BGMなど様々な音楽制作を経験し。現在も活動中。

TsuruSwing名義ではHouseMusicを軸とした制作活動を中心とし、avex「House Nation」のアルバムなどにも参加、シンガーのAK(柿原明美)やハウスプロデューサーユニットSTUDIO APARTMENTとのコラボレーション曲も多数発表している。

2024年には世界のTopDJにランクインし、メロディックハウスの女王と称されるNora En Pureが率いるスイスのレーベル Purified Recordsから自身の曲「Okutama」をリリースし、日本人では数少ないMelodicHouseのクリエーターとして世界から注目されている。

https://linktr.ee/tsuruswing


【今月のMV

沢村御幸「ペットボトル」

https://www.youtube.com/watch?v=CC2GuRz1RJA

80’s風シティーポップに、CGを駆使したカラフルな映像がフレンドリーに絡む自信作。

当スタジオでは作曲、レコーディング、ミックスマスタリングを担当。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

2025年7月分の放送は7月9日(水)23日(水)

出演 樫村治延

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


 

千田 恭平「吹き抜け」

“星野源”系とでも言うべき、肩の力を抜いたサウンド。カジュアルとインテリジェンスが等身大で交差する、2020年代のリアルタイムポップチューン。当スタジオではレコーディングを担当。


カカシカシカカ「はじまる-2-

シティーポップ、アフリカンビート、ニューフォーク、クロスオーバーといったキーワードが浮かびそうな、各種ジャンルを網羅したミニアルバム。バンドの集大成ともいえる快作。当スタジオではレコーディングを担当。 

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第126回

今回は、前回紹介したMind Print のDTCについて、より詳しく掘り下げていきます。

 

DTCは、見ての通りツインチャンネルのチャンネルストリップで、ツマミの数が尋常でなく多い点が実に写真映えします。

レコーディングの心得がある程度あれば、マニュアル無しでもいじれてしまうのではないでしょうか。

前面左にあるのが、マイクプリアンプ部分です。

チューブなので粘っこさはありますが、ディスクリート系の機種と比較しても遜色ない「密度の濃さとブライトさ」が感じられます。

例えるならば「オールドNEVEがワイドレンジになり、スピード感や音の厚さがパワーアップした」とでも言いましょうか。

ライン入力も、強力で芯のある立体的な音像が堪能できます。

通常のDIでは太刀打ち出来ない次元の質感を感じられるでしょう。


Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。

・山口敦史 「レコーディングエンジニア・サウンドエンジニア」

SSL、Neveのアナログコンソールがあるスタジオからキャリアを始め、いくつかの会社を経て

音楽、アニメ、ゲームの収録、編集、Mix、Live RecやPAなど、音響の仕事は一通り行うエンジニア。

・参加プロジェクト

<音楽>

GALNERYUS、navy & ivory、龍が如くシリーズサウンドトラック、JUDGE EYESサウンドトラックなど

<アニメ>

神無き世界のカミサマ活動、漂流兄弟、都市と都市など

 

↑この仕様で基本音楽のMix、マスタリング、アニメ、ゲームの編集、Mixをしています。

MacBook Pro

DAコンバータ 

Apogee Mini DAC 

↓                         

モニターコントローラー

Heritage Audio/Baby RAM

amp

YAMAHA PC1002

SP

TANNOY PBM6.5

ラジカセ

sony ZS-M5

      

Apogee Mini DACのヘッドフォンアウトから、Sony CD 900ST及びSound Magic E80でも、Mixチェックしています。

アニメの場合は、家にあるTVでもチェックしたりします。


 【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

2025年6月分の放送は6月11日(水)25日(水)

出演 樫村治延

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

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(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


沢村御幸(Miyuki Sawamura)「ペットボトル(Plastic bottle)

80年代シティーポップ、90年代渋谷系、2020年代フューチャーポップを織り交ぜた作品。ジャケット画像とサウンドのギャップがユニーク。当スタジオでは作曲、レコーディング、マスタリングまで担当。


 

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第125回

CHAPTER H[aus]エンジニア樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 125


今回ご紹介するのは、ドイツのアウトボードブランドMindPrintです。

画像はMindPrint社を代表する、アウトボードのフラッグシップモデル「DTC」です。

(2chチャンネルストリップ& AD/DAコンバーター)

この他にもTUBEを中心としたマイクプリアンプ、EQ、コンプリミッター、AD/DAコンバーターなどをリリースしています。

T-COMP  2ch Tube Compressor

EN-VOICE Tube Voice Processor(ボーカル用チャンネルストリップ)

AN DI Pro(2chマイクプリアンプ&ADコンバーター)

残念ながら2010年頃にMindPrint社は消滅してしまったようですが、内々なる潜在力を秘めた製品作りにファンは多く、状態の良い中古品は根強い人気があります。


Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。

 

こんにちは、ニックネーム 宅録野郎です。

今回ご連絡を頂いたので、私の個人スタジオを紹介させていただきます。

部屋が激狭(おそらくこのシリーズ1の狭さ)なので、押し入れから機材を1個1個取り出し(SQ-5以外)無理矢理写真撮ったので、かなりズームになってるのと、一部写真ないですがご了承ください。

楽器はギターをメインにやってますが、基本的に全部のパート自分で行ってます。

 

機材紹介

 

Allen & Heath SQ-5

I/O兼ミキサーとして使用しています。

Ch数も豊富でFXも入ってるので、気に入っています。

 

Tascam DA-3000

マスターレコーダーとして使っています。

DAコンバーターとしても使えるので便利です。

 

Better maker Mastering Equalizer

DAW上からも操作可能なアウトボードEQです。

私自身はこの機材はまだ使いこなせてないと思います。

 

TC electronics Finalizer 96K

マスタリングで使う機材として購入しました。

色々なエフェクターが入ってるので便利です。

私自身はこの機材はまだ使いこなせてないと思いますが気に入っています。

 

Waves L2 Ultra Maximizer

アウトボード版のWaves L2です。

マスタリングで使う機材として購入しました。

私自身はこの機材はまだ使いこなせてないと思います。

(使いこなせてない機材ばかりです…曲を製品化できてないと、機材使いこなせてない可能性があるので。)

 

Manley SLAM !

マスタリングバージョンじゃない方です。

OPTコンプとFETコンプが使えて、マイクプリも付いてるので便利です。

 

以上です。

もっと広い部屋がほしいです。

またタイミングが合えばチャプターハウスに行きたいです!


【今月のMV

group_nonsense Rooftop Live (Gaiemmae, Tokyo)

https://youtu.be/MAgO5l8KQyM?si=Qi2D8ORn7_wfPw3G

最新形シティーポップと、フューチャーポストロック、そしてオルタナティブかつセンシティブな映像とのコラボは一見の価値あり。当スタジオではドラムのレコーディングを担当。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

2025年5月分の放送は5月14日(水)28日(水)

出演 樫村治延

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


日々かりめろ「Thank You

日々かりめろ、通算9作目となるフルアルバム。今作は原点に返り、アコギ&Vo.こずえ / カホン& Vo.きくPの2人形態にこだわり、通常よりライブ感満ち溢れる作品となった。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第124回

前回に引き続き、ハイパーなクリーン電源を取り上げます。

今回ご紹介するのはCSE R-30です。

 

 

電源インプットがインレット方式になっており、パワーケーブルを差し替えて音色をコントロールすることが可能です。アウトプットは4口あり、非常にパワフルです。

特徴的なのは「スイッチがない」こと。

スイッチは一つ接点を挟むので、音質に関してはマイナス要因なのです。

一瞬とまどいますが、使い慣れればスイッチがない不便さも感じなくなるのではないでしょうか。

音質については、フラット&ワイドレンジという形容詞がピッタリです。

前回ご紹介したTOAのNDT-15100MS8(バランス給電アイソレーショントランス)には及ばないものの、業界スタンダードと言われたSHINANO電源とはいい勝負だと思います。

このCSEというブランドは、派手さはないものの地道に良い製品をリリースしていました。

残念ながら廃業してしまい現在は中古品を探すしかないのですが、中古相場で5~6万円ほどでしょうか。

電源ビギナーにもおすすめします。


Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します

こんにちは、作編曲家 ギタリストの洞澤徹です。

現在は、Youtubeにてヒーリング系BGMチャンネルを運営しているほか、 アーティストのサウンドプロデュースや、ゲーム音楽や映像系BGMの仕事をしております。

歌とアコギの録音は、マイクは「Peluso P87」か「AKG XL Ⅱ」を「Universal Audio 2-610」と「Avalon design  AD2044」を通して録音することが多いです。

エレキギターの録音は、VICTORIAのアンプをロードボックスに繋いで、Avid Carbonに接続するか、 Lin6のHelix Rack(アンプシミュレーター)を通します。

プライベートスタジオは2ヶ所あり、 ガッツリとアレンジやミックスをする第1スタジオと、 歌録音·編集·打ち合わせや簡単なリハーサルをする第2スタジオに分けてます。

*第1スタジオデスク周り

 

*第2スタジオ

 

*洞澤徹 プロフィール

映画音楽、 放送音楽からJPOP·CM·ゲーム音楽まで幅広く音楽を手がける

アコースティックギターを軸にしたオーガニックな曲作りを得意とする

2015年にバークリー·カレッジ·オブ·ミュージックのオンライン講座「Orchestration for Film and TV」コースを修了

以後ハリウッド風のBGMにも取り組み中

「The Bookmarcs」という男性ボーカルユニットも活動中

またヒーリング系ギターBGMチャンネル「Natural Sonic」を運営(現在登録者数8万3千人)

横浜のコミュニティFM、マリンFMの音楽番組「The Bookmarcs Radio Marine Café」パーソナリティ

K-MIX 静岡FM音楽番組「ようこそ夢街名曲堂へ!」準レギュラー(メインパーソナリティ土橋一夫)

 

■The Bookmarcs WEB

https://www.thebookmarcs.net

■X

https://x.com/TheBookmarcs

■ブクマTV

https://www.youtube.com/@TheBookmarcs

■Natural Sonic

https://www.youtube.com/@naturalsonic

 

作家活動

 

■放送関連

·BS日テレ2021年-2022年 「深層NEWS」 オープニングテーマ·エンディングテーマ作曲

·文化放送 2017年-2022年 「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」 オープニングテーマ·エンディングテーマ作曲

·文化放送  2017年度キャッチフレーズ 「あなたのマイメディア」 ジングル作曲

·日本テレビ 「oha!4」 テーマほかBGM作曲 2006年~2015年

■楽曲提供

·パクヨンハ 「覚めない夢」 作曲

·家庭教師ヒットマンリボーン クローム髑髏 「涙の温度」 作編曲

·たなかりか 「Halfmoon Afternoon」(アルバム 「Japanese Songbook」ポニーキャニオン収録)

「Happiness in life」「My Melody」 (積和不動産中部CM) 作曲

·吉岡亜衣加 「ずっと」 作編曲

·青野りえ アルバム 「TOKYO Magic」 サウンドプロデュース

ほか

■コンサート·舞台

·舞台「滝沢革命2010」BGM一部作曲

·滝沢秀明ソロコンサート 一部アレンジ

·2016年 タッキー&翼 新春コンサート Overture作曲

·Hey! Say! Jump  ライブBGM一部作曲

·Hey! Say! Jump  「百花繚乱」 作(共作)·編曲 (ジャニーズワールド)

·A.B.C-Z 2013 Twinkle×2  Star Tour  代々木第一体育館コンサート Overture作編曲

·関西ジャニーズJr 舞台 「Another」 BGM 1曲作曲

·超特急 コンサートBULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning Overture作曲2017年

■映画音楽

·映画 「風切羽」 小澤雅人監督 音楽 2013年公開

·映画 「奴隷区」 佐藤佐吉監督  一部音楽 2014年公開

·映画 「さとるだよ」 谷健二監督 音楽 2015年

·映画 「U−31」 谷健二監督 音楽 2016年

·映画 「一人の息子」 谷健二監督 音楽 2018年

 

■機材関連

CPU 

Mac Studio M1 Ultra

DAW

Avid Protools Ultimate

Audio Interface

Avid Carbon 

RME UCXⅡ

MONITOR

Focal Shape50

 

PREAMP

Universal Audio 2-610 tube preamp

Warm Audio WA-273- EQ

 

COMPRESSOR

Avalon design AD2044

 

MIC

Peluso P-87

 AKG C414XLII、 C451B

SHURE SM57、 SM58

 

Guitar Amp

Victoria

 

Main Guitar 

Martin D12-20

Fender Telecaster Thinline 


【今月のMV】弓絃 feat.一夜すみ「ひばり」

https://youtu.be/tbchw6EAElU?si=6fiEFDznktzn3Kkh

Vsingerとして活動する一夜すみ氏のMV。メランコリーな曲調の魅力を最大限に押し上げる、一夜氏のヴォーカルが堪能できる。音楽とアニメーションとの理想的なコラボレーションにも注目。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア·サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2·4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

2025年4月分の放送は4月9日(水)23日(水)

出演 樫村治延

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


DISORDERPROOF OF IDENTITY

ラウド系へヴィーロックバンドのアルバム。ニューメタルとオールドスクール、エモ、そして少しのスクリーモ的エッセンスがバランスよく混在している。USA~カナダ風サウンドの密度感が聴きどころ。


Nature's Hi ~Kagaribi~

福島県いわき市在住の2MCラッパー&DJのアルバム。流行りのトラップ、ドリルをさりげなく取り込みつつ、独自の表現も加えている。2MCそれぞれの声色が合わさり、絶妙な化学反応を起こしている。


平凡ズ「二度目のフラグ」

今や 福島だけでなく、東北を代表するアコースティックデュオの最新アルバム。表面上はフォークだが、根底にUK、US的ロックテイストが流れている。違和感なくアルバムに含まれている昭和歌謡風の楽曲にも注目。


TOYJust Do It

リリースを重ねる度に純度が増し、楽曲の守備範囲が広がっている TOYの最新作。リスナーに悦楽を与え続ける、ラグジュアリーなヒップホップと言えそうだ。


 

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第123回

今回ご紹介する機材は、TOA社のバランス給電アイソレーショントランス「NDT-15100MS8」です。

 

とにかくスーパーワイドレンジで、超ド級の立体感と密度感、圧倒的な音質の良さを誇るクリーン電源です。

手っ取り早く洋楽メジャー級の音質を求めている人にはうってつけです。

コンセントは8口あるので、使い勝手もバツグン。

今まで数多くのハイエンドな電源類を導入してきた当スタジオですが、その凄さに言葉を失いました。

気になる価格は40万円弱ほど。

室内配線の強化やブレーカーのグレードアップなど音質向上の方法は様々ありますが、同じ予算をつぎ込むならこの電源を導入するという選択肢もありだと思います。


Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。

茨城県在住、宅録愛好家のプライベートスタジオ「Mojo Rec」です。

Blues等のルーツミュージックを好んで鍵盤を弾いており、仕事の傍らバンドや宅録を楽しんでおります。

宅録は10代後半から始め、20代中頃CubaseVST5に移行し、UAD-1が出てすぐに使い始めたのがきっかけで実機を触ってみたくなり、以後宅録を拗らせ現在に至ります。

「自分の好きな機材で、自分で自分のバンドを録る」を長年目標にしてきました。

(写真1:CR全景)

DAWはStudioOne6Pro で、64bit/96kハイレゾ録音をしております。

 

(写真2:Interface/ Clock )

UA apolloX8(2台)にRME ADI-8(2台)を繋いだ42In/48Outのネイティブシステムです。

デジタル系はAntelope10MとTrinityでマスタークロックを送っています。

(写真3: Mic Pre)

マイクプリは「Neve系の実機でドラムを録りたい」という想いから、VintechとRupert Neve Designsで10ch、足りないchはapolloのUnison機能を使って録音しています。

(写真4:EQ & Comp)

EQ、コンプ系は自分の音楽ジャンルに合うように選んだ結果、ビンテージ機材も幾つか揃えております。

 

(写真5:Mastering)

ミックスはITBではなくDAWの各トラックにハードウエアインサートしながら、MixDreamに16chアナログサミングしています。

ミックスと同時にマスタリングを行うので

apollo➡️MixDream➡️GBusComp➡️AD2055➡️Vari-Mu➡️MasteringLimiter➡️db4496(現Lavry)AD変換

➡️MAXX BCL(L2のみ)➡️apollo(S/PDIF In )

でStudio One6にMasterを作成しています。

出来たMasterからStudioOneで、各種フォーマットに沿った微調整とプリントを行なっています。

(写真6:Mic)

マイクはドラム録りがあるので多数ありますが、あまり定番と言われる物はありません。

マイクケーブルは最長5mでプリアンプに入り、2mでAD変換し、無駄な音質劣化が起こらないように注意しています。

(写真7:Key)

(写真8:Drum)

 

(写真9:ギターアンプ)

(写真10:ベースアンプ)

ソフトシンセやプラグインではなく実機を録音したいので、各楽器類を揃えております。

(写真11:電源)

電源環境は200vのアイソレーショントランスから115vと100vを取り出し、アコリバ、オヤイデ、プロケなどの各種電源タップとパワーケーブルを全機種分用意し、アウトボードによって変えながら使っています。

(写真12:カメラ)

最近は映像にも興味を持ち始めた為勉強中です。

ライブ映像やHome Recording Classic Rock Cover シリーズと題してYouTubeにアップしております。

お時間ありましたらご視聴ください。

リンクはこちら⬇️

https://www.youtube.com/@KURITAPIANO

Sound Cloud ⬇️

https://on.soundcloud.com/42TqpRdoTBWcrcBP8


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

2025年3月分の放送は3月12日(水)26日(水)

出演 樫村治延

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

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当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


 

明里香七「レストラン スケープゴート」

群馬県在住、女性シンガーソングライターのマキシシングル。メランコリックな歌詞と、ハモリを重視した精度の高いアレンジの融合が聴きどころ。


 

BIG DICKTRUE LOVE

ドリルやトラップ的要素が随所から感じられる、BIG DICK氏の渾身の一曲。ビート、音色、声色の整合性がナチュラルで、繰り返し聴いても飽きない魅力がある。


 BIG DICKVIBES VIRUS

リアルなリリックがグッとくるBIG DICK氏の最新デジタルシングル。ガヤをはじめ、かぶせパートとメインヴォーカルとの絡みが心地よい。


 

DAX & BIGBABYBAD ASS

メインMCのDAXと、男女1人ずつの2MCが加わったゴージャスなトラップヒップホップ。VerseとHookの切り替わりに彩りが感じられる作品。


 

TëKMO+navyblue

新旧のシティーポップの黄金律をセンシティブに織り交ぜたサウンド。ギターロックからブラックミュージックまで、幅広いファンがつく可能性を感じる。


 

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