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CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第58回

【超低音収録マイク&低音系デュアルマイク対決】
組み合わせその① YAMAHA SUBKICK & LEWITT DTP640REX

組み合わせその② SOLOMON MICS LFRQBLK & audio technical AE2500

Super LOW(50Hz以下を目安)は、①YAMAHA SUBKICKより②SOLOMON MICSの方が
伸びていますが、上の音域はSUBKICKの方が少し伸びている気がします。

又、①LEWITTと②audio technicaを比べてみると、LEWITTの方が低域が伸びています。
なので、あえてaudio techinicaはSOLOMON MICSと組み合わせてみました。
(ただし、あくまでも一つの目安と思ってください。)


【大学生バンドのセルフREC】
「4つ打ちダンスロック」は、リバーブのかけ方を細かく工夫してドライながらもリッチな音像が出来てきました。次はダイナミックス系(コンプ、リミッター、エキスパンダーなど)について考えてみます。

「EQとコンプ、どちらから手をつけたら良いのか?」と聞かれることがあります。
曲調やコンセプトで、リバーブ含め臨機応変に変えていくのが一般的ではないか?と思います。

とりあえずこの曲は、「キックの4つ打ちが揃っている存在感」がキモなので、コンプを使っていきます。

RECの際にもコンプを2段がけで使用して、ある程度音量を揃えていますが、より「人間が演奏している感じ」を残しつつ音粒を揃えていきたいところです。

ここでコンプの基礎知識に触れてみましょう。

コンプレッサー、通称コンプは「音量を揃えるエフェクター」です。

スレッショルド(ある一線)を超えた音量を、どれくらいの割合で抑えるか調整するのがレシオです。図の右側ではレシオが2:1になっているので、スレッショルドを超えた音量が半分に圧縮されているということです。

レシオはパラメーター値が1:1から1:∞(無限大)まで存在することが多いのですが、レシオが1:1の場合は、スレッショルドをいくら低く設定しても全く圧縮はされません。


【今月のちょいレア】CAD EQUITEK E350

今やレジェンドになりつつある、ビンテージコンデンサーマイクの雄、E350。当時は欧米エリアのみで販売されていた。定番のビンテージマイクよりも密度が濃く、ワイドレンジな優れものだ。


【今月のMV】みるきーはぼくの味「夜が明けるまで」

ゲスの極み乙女。やindigo la Endの影響を多大に受けつつも、少し違った切り口でアウトプットしている。上モノのリフとリズム隊の絡み具合が良い。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】
STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表・レコーディングエンジニア・サウンドクリエーターWhirlpool Records/brittford主宰。専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動。
全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける。
スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください。

当スタジオで一貫して制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。
エンジニアといたしましては、webや動画ではなく是非「CDで」音質をチェックしてほしい!!!

De怪!「Burn out」

アメリカでの活動経験もあるBOSS率いる、ボンテージメタルバンドのミニアルバム。専門学校講師でもあるTOMO氏のハイトーンボイスが冴えわたる。ハードロックのニュームーブメントを起こしそうな予感。

The Echo Dek 「アイ ブレイク ユア ハート」

2020年代のブルーアイドソウルとオルタナティブが、蜜月のように融合した作品。The futureOf Motownとも呼べそうだ。日本語バージョン、英語バージョンの分け方にもきめ細かなセンスを感じる。

sunday melanchory afternoon 「春の知らせ」

全曲サビ頭、というインパクト全開のマキシシングル。一聴すると定番のようだが、聴きこむうちに軽やかなオリジナリティーがまん延した世界観に気づく。


経血(EYESCREAM、NO NO NO とのスプリット盤)/ Croon A Lullaby


80年代ニューウエーブと初期パンクが融合したロックバンドのスプリット作品。伝説の雑誌「DOLL MAGAZINE」の雰囲気を思い出す。全国発売中。

ザ・ビートモーターズ「土手」

イオンCMソングVo.にも起用経験のある秋葉正志氏の歌声が、いつまでも耳に残るデジタルシングル。エレファントカシマシや奥田民生などが好きな人はドはまり間違いない。
             
【お詫び】先回掲載したザ・ビートモーターズ「FGTSL」の画像が間違っておりました。お詫びいたしますとともに、正しい画像を再掲載させていただきます。

ザ・ビートモーターズ 「FGTSL」

ROCK IN JAPANやCOUNTDOWN JAPANにも出演経験のあるロックバンドのデジタルシングル。フォーキーでメロウなメロディーラインと歌声、そして定番を少し外した楽曲の三位一体のバランスがとても良い。

 

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