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CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第78回

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の

セルフRECはプロRECを越えられるか? 78


今回も国内を代表するハイエンドケーブル&オーディオアクセサリーメーカー Acoustic Reviveのケーブルをご紹介します。

POWER REFFERENCE

今は生産完了していますが、前回・前々回に紹介した同社パワーケーブルよりレンジが広く、音像がより前にくるフラットさが特徴です。他メーカー 2~3万円クラスのミドルランクケーブルとは次元の違う、しなやかな力強さが堪能できます。メイン機材に使用すれば、システムのパワーアップを容易に感じられることでしょう。中古市場で5~6万円で見かけることがあります、興味のある方は是非探してみてください。


【大学生バンドのセルフREC

とりあえず、全部のサビの上ハモについてはダブリングまで録り終わった。

次に「全部のサビの下ハモ、下ハモダブリング」を録るか 「AメロBメロの上ハモ」を録るか迷ったが、サビの感覚が頭にしみこんでいるうちに「1サビの下ハモ」からとりかかることにした。

マイクは上ハモと同じくSHURE KSM44/SL

三声目となる今回のハモりは、かなり難易度が高そうだ。

MIDIでガイドメロディーを打ち込み、オーディオファイルに変換してプロトゥールスにインポートして使うことにした。

モニターバランスは以下の通り。

練習で1サビをループしながら、モニターバランスを少しずつ整える。

三声目のハモりは、職人技並みに困難を極めることもあるので、とにかく慎重に。

バランスが決まり1テイク目を録る。

全パート鳴らした状態でプレイバックすると、なんとなく合っているような感じだが 「メインVo、上ハモ、上ハモダブリング」と今録った下ハモだけで聴くと、結構ずれている。

下ハモのずれが一番目立つが、上ハモのダブリングのずれも気になる。

そこで、全部サビの上ハモダブリングをプラグインでピッチ修正して、その後下ハモを録ることにした。


【今月のちょいレア】 SHURE SRH440

ダイナミックマイクで有名なSHUREだが、ヘッドホンでも年々知名度を上げてきている。SRH440は決して上位機種ではないものの、フラットさに定評がありプロ現場でも見かけられるようになってきた。


【今月のMV BeadroadsRAINPAIN

https://youtu.be/RjriGzy1qa0

古くはビートルズ、トッド・ラングレン、XTCあたりの影響がさりげなく感じられる、玄人受け必至のポップソング。New RadicalsBeth Orton、ジェリーフィッシュなどのエッセンスも漂ってくる。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表・レコーディングエンジニア・サウンドクリエーターWhirlpool Records/brittford主宰。専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動。

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける。

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください。

当スタジオで一貫して制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。

エンジニアといたしましては、webや動画ではなく是非「CDで」音質をチェックしてほしい!!


脳ジャズ featuring J.Lamotta すずめ 「I Love You Baby

ソウル、ファンク、アシッドジャズをベースに、ネオR&Bやリアルタイムのクラブジャズなどが高次元に絡む、真にピュアな玄人作品。


THE SKA JUNCTIONS CHALLENGER

スカのオーセンティック要素に、パーティー風J-ROCKが真っ向から入り込んだ意欲作。ブラスセクションのリフはルーツ的要素を小出しに感じさせ、直球で攻める他パートとのせめぎ合いに彼らのオリジナリティーを感じる。


BOOGIE HEADS Volume One

ニューオーリンズサウンドが全ての土台にあり、ブルージーでバレルハウス的な世界観がストレートに包み込まれている現在進行形ルーツミュージック。当スタジオではM-3M-5のマスタリングを担当。


THE SKA JUNCTIONS Summer Dive

バンドが掲げる「ハイブリッドスカ」というキーワードの母体となるリード曲の一つ。ポップなメロディーと裏打ち、そして千変万化するギターサウンドとのコラボが楽しい。


みならいモンスター 「恋花火」

三姉妹バンドみならいモンスターの渾身の一曲。アレンジのバリエーションが作品を出すごとに広がっており、幅広い進化を十分に感じることができる。

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