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CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第43回

<dbx特集 第3弾>
今までシルバーシリーズと呼ばれるdbx3シリーズと5シリーズについて取り上げてきました。


今回は最新機種dbx676についてです。
<dbx676フロント面>

<リア面>

ブラックボディーが高級感を醸し出す676は、1chのチャンネルストリップです。
シルバーシリーズと比べ、マイクプリアンプ部はワイルドさが少し治まり、レンジが広くなってより幅広いソースに対応できるようになりました。
コンプ部はガッツ具合も少々残しつつ、よりナチュラルになりオールマイティーに使えます。
特にEQの音楽的な派手なかかり具合は特筆ものです。さすがは上位機種、と言えるでしょう。
DI部も秀逸で、特にベースRECに大活躍します。

一生使える手頃なチャンネルストリップは何か?と聞かれたら、迷いなくこの676をお勧めします。Neveをはじめとする最上位機種と肩を並べる実力機です。実機だからこそ出るこのキャラクターは、プラグインでは無理なのでは?と思います。

2018年7月上旬現在の実売価格は11万円前後といったところです。興味のある方はぜひ探してみてください。


<大学生バンドのセルフREC>
勢いにのってきたセルフRECのコーラス録りは、2曲分が終わり、次はテンポチェンジ有りのオルタナロックのコーラスだ。
サビのみのハモリだが上ハモ下ハモがあり、コーラスを担当するのはVo.ではなくギターとベースのメンバーだ。歌詞が違うのでコピペは使えず、テンポチェンジもあるのでリズムの変化にも気を付けなければならない。

使用する機材は前回と同じ。
<マイク:SE Electronics SE2200aⅡc>

<マイクケーブル:KLOTZ Titanium>

<チャンネルストリップ:TOFT Audio Designs EC-1>

<電源ケーブル:オヤイデ ブラックマンバ>

まず録りやすい3サビから、モニターチェックを兼ねて取り掛かる。
上ハモ2テイク目で、ピッチを少々直せば使えるレベルのものが録れた。保留して3テイク目で満足いく結果になりOKがでた。
次に2サビの上ハモ。歌詞に舌がもつれてあやふやに聴こえたり、歌詞を間違えたりで1テイク目と3テイク目のいいところ取りで解決する。
1サビの上ハモは調子が出てきて一回でOK。

1サビ下ハモに取り掛かる。すでに主旋律と上ハモで2声重なっているところに、3声目となる下ハモを加えることになるので、シビアにジャッジしなければならない。
モニターバランスも変更した。

とりあえず録ってみる。すでに録った2声と、下ハモのバランスがいまいちなので、さらにテストを重ねてバランスが出来上がった。

下ハモ録りの本番。1テイク目は主旋律のラインにつられ、2テイク目は上ハモのラインにつられなかなか満足いく出来にならない。3テイク目、前半はまあまあの出来なので残して修正し、後半はパンチイン。後半も修正してようやくOKとした。

2サビの下ハモ。録ってみたら後半はまあまあの出来だったので、前半のみ録り直し。ピッチを直せばなんとかなるテイクが録れたのでOK。

3サビの下ハモは一発OKが出て、この曲の全パートを録り終えることとなった。


<今月のMV> GREEN EYED MONSTER 「HELLO」
この秋ヨーロッパツアーを敢行するメロコアバンドの、一押しコンセプトMV。


<今月のちょいレア> Waves L2
マキシマイザーの代名詞ともいえるL2のハードウエア版。プラグインでは成し得ないリッチな音像を、いともたやすく演出できる逸品。約10年前にディスコンとなった名機である。


 


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表・レコーディングエンジニア・サウンドクリエーターWhirlpool Records/brittford主宰。専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動。
全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける。
スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください。

当スタジオで一貫して制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。
エンジニアといたしましては、webや動画ではなく是非「CDで」音質をチェックしてほしい!!!

Rina Hoshino feat.Shoya Kitagawa 「Attack!!」

ジャズギタリスト矢堀孝一のツアーにもレギュラーで参加している、プロベーシスト星野李奈の
初リーダー作。ハイクオリティーながらキャッチーでアカデミックなフュージョン系インストに仕上が
っている。Dezolveのギタリスト北川翔也が、G.に加えアレンジ、トラック制作で全面参加して
いる。

GENSEKI 「サイキッカー」


エモロックとラウド系の中間に位置するロックバンドのミニアルバム。セミハイトーン系Vo.と、ラウ
ドに振り切らないギター系の音色との紙一重なマッチングが素晴らしい。ラブソング的な歌詞
が少ないのが逆に新鮮なバンドだ。

キリマルカラー 「キミイロ」

仙台在住、少々渋谷系の匂いを感じさせる男女ポップスユニット。スウェイデッシュポップにも
影響を受けており、日本語詞でも洋楽っぽさを感じさせる洗練されたセンスに注目したい。


品川ユースフル 「poppin」


ファンク、ディスコパンクなどが根底にあり、ハイソな上モノが縦横無尽に飛び交うギターロック
バンドのマキシシングル。ダークなルーツミュージックと最先端ヨーロッパダンスミュージックのフレ
ーバーもさりげなくミックスされている。

新宿良音演奏会


新宿を中心に活動するハイレベルな26組のバンドによる、2枚組スーパーコンピ盤。人気バ
ンド 鶴をはじめ、R&R、エモ、フォーク、パワーポップ、UKロック、オルタナなどとにかく幅広く濃
い曲が満載。全国発売中。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第42回

<DBXシリーズ第2弾>
前回では「5シリーズ」と呼ばれる566(デュアルチューブコンプ)、576(チューブチャンネルストリップ)、586(デュアルマイクプリ+EQ)について触れました。

今回は「3シリーズ」について取り上げます。

<写真上:376 下:386>

特徴について「5シリーズ」と比較しながら説明していきます。

①1chチューブチャンネルストリップ
576(写真上)376(写真下)

キャラクターは類似していますが、上位機種である576の方がレンジが広く、EQ、コンプのかかりもやや派手。
双方とも生産完了で、中古のみとなります。

②2chチューブマイクプリ
386(写真上)586(写真下)

通すだけでかなりファットになります。
586にはEQがついており、強烈なかかり具合は使い勝手が良く非常に重宝します。
386はEQなしでレンジも少々狭めですが、他のマイクプリよりファットになります。
スネアの表裏のマイク2chにかますのがお勧めです。

「3シリーズ」は376、386の二機種のみなので「5シリーズ」の566(デュアルチューブコンプ)に該当するモデルはありません。

最近まで現行機種であった「3シリーズ」は中古品の出回り率が高く、価格相場も2万前半~3万前半と手に入れやすくなっています。



【大学生バンドのセルフREC】

セルフREC作業も終わりが見えてきた。
あと数曲のリードギター、コーラス、キーボードを残すのみ。

【4つ打ちダンスロック】は全パート録り終えて、いつでもミックスに取り掛かれる状況。
だが今回は、コーラスのモニターバランスが良い状態なので【BPM=158:アジカン風ギターロック】のハモリ録りをすることにした。サビに上ハモが入るだけのシンプルなコーラスだ。

マイクは曲調に合わせてSE Electronics SE2200aⅡcをチョイス。

マイクケーブル:KLOTZ Titanium。

チャンネルストリップ:TOFT Audio Designs EC-1.

電源ケーブル:オヤイデ ブラックマンバ

モニターバランス

1サビは、モニターバランスの良さに加えて気分も乗っていたので、まさかの一発OKで録り終えた。ピッチ直しも必要ない完璧な出来栄えだ。
全サビの歌詞が違う為にコピペ作戦が使えないので、次は2サビのハモリ録りへ。舌がもつれたりして、ようやく3テイク目でOKにしてピッチ直し。
3サビは倍の量あるので前後半の二回に分けて録る。歌いやすい後半から録り始め3テイクでOK。

【アジカン風】のコーラスはこれで全部終了。次は【テンポチェンジ有オルタナ】のコーラスへ。


 

【今月のMV】 川嶋志乃舞 「プレミアムフライデーまで待ちきれない」
レトロ、フューチャー、ロマンチックあふれるカラフルなミュージックビデオ。どこかアンニュイさも漂い、一瞬昭和感も垣間見える。


【今月のちょいレア】 TOFT Audio Designs EC-1
デヴィッド・ボウイのエンジニアが設立したプロオーディオブランドの、エース的存在であるチャンネルストリップ。中音域の粘り気がファットで魅力的である。国内ではステップアップトランスと併用して使用すると威力を発揮する。


 

樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表・レコーディングエンジニア・サウンドクリエーターWhirlpool Records/brittford主宰。専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動。
全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける。
スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください。

当スタジオで一貫して制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。
エンジニアといたしましては、webや動画ではなく是非「CDで」音質をチェックしてほしい!!!

YU-DAI 「SUMMER TIME INSPIRATION 2」

NewYorkにも進出しているHipHopアイコンYU-DAI氏の4thフルアルバム。ブラックミュージックの細部まで掘り下げた、マスターピース的な作品。2018年7月全国発売。

THE FREEMAN 「FAT LIPS」

ローリングストーンズ、フェイセズ、レイナード・スキナード、エリック・クラプトン、グレイトフルデッド&ウッドストック系にルーツを感じる、ブルースロックバンドのミニアルバム。今までよりもブルース色が強調されて、音楽性ににじみ出ている。2018年6月発売。

さよなら劇場池袋 「pie-ce / Fake in Nyanderland」

横浜在住ギターロックバンドのミニアルバム。展開がとてもカラフルなライブでは、カバー曲も多く披露する彼らだが、今作はオリジナル曲中心の構成になっている。


Tripletops 「Irotoridori」


ストロベリー・スウィッチブレイド、チャーチズ、t.A.T.u、Télépopmusikのエッセンスがさりげなく漂う、エレクトロ・デュオの1stアルバム。

スキャナーズ 「K.O」

邦楽R&Rをベースにしたトリオ・ロックバンドのアルバム。声質と歌詞の世界観が印象的。ライブパフォーマンスも圧巻で、真のエンターティナーと言える。

<お知らせ>ジャングルライフ発行人P.J氏と樫村の対談が、ジャングルライフ247号P46・47に掲載されます。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第41回

今回から、dbxシリーズについてご紹介しましょう。

dbxと聞いて真っ先に思い浮かぶのは「PA機器ブランド」というイメージですが、実はRec用としても優秀な機材が多いメーカーだと私は思います。
特にコンプが有名ですが、マイクプリ、チャンネルストリップにも良い製品があります。

革新的だったのは、1999年に当時定価14万円で発売された2chチューブコンプ「dbx566」、チャンネルストリップ「dbx576」、2chマイクプリ・EQ「dbx586」です。これらの3機種は“5”シリーズと呼ばれています。

“5”シリーズのマイクプリやコンプは、どれもワイルドでパンチのある音ですが、特筆すべきはEQの性能の素晴らしさです。今まで他メーカーも含め100台以上のアウトボードを試しましたが、これ程までに「派手に、かつ音楽的に」かかるEQは他にありません。

その特徴ゆえに、ナチュラル指向の音源には不向きかと思いますが、ヒップホップ、レゲエ、R&B、ラウド系などに多大なる効果をもたらします。
特にHighとLowのかかり方が秀逸で、他の機材の追随を許しません。

中古市場でたまに3万円台後半で販売されているのを見かけます、状態の良いものであれば是非試してみてください。

次回は5シリーズの弟分に当たる3シリーズについてご紹介します。


【大学生バンドのセルフREC】
以前、散々に打ちのめされた【4つ打ちダンスロック:BPM=170】のコーラスアレンジをやり直し、新たなコーラスを猛特訓して、いよいよ再チャレンジすることになった。
コーラスを重ねる予定のサビのメインVo.のピッチをAutoTuneで補正してから、コーラス録りに挑むことにした。

いかにも補正しました、と思われないように「グラフィカルモード」で丁寧に修正していき、いよいよコーラス録りに。

使用マイク:Audix CX111

マイクケーブル:Evidence Audio

アウトボード:Forcusrite Voice Master Pro

コーラスのモニターバランスは、他パート以上にシビアに行う。

1サビの上ハモを録る。
2テイク目を残し、AutoTuneで修正する。

2サビの上ハモも、本当はコピペで行きたいところだが、歌詞が違うのでコツコツと録り進めるしかない。3テイク目を採用し、AutoTuneで修正。

3サビは、まさかの1stテイクが無修正でOK。

下ハモのモニターバランスは下図のとおり。

3声コーラスは、より一層難易度が上がるので、モニターバランスもサビだけループプレイバックにして、細かく調整する。3テイク目がまあまあの出来だったので、これを修正して1サビはOKに。
2サビは一発OK。
3サビはピッチ、リズムは良かったが歌詞を間違えるというミスが。録り直して修正なしでいける出来に。

これでこの曲については、全パートを録り終わり、ミックスができる状態になった。


 

【今月のちょいレア】Fostex Model 2016

80年代後半にリリースされた16chラインミキサー。30年経った現在でも、音質的には同じ価格帯のものより1ランク上のクオリティーを提供してくれる。操作性も良い。


【今月のMV】 カイザーストロングバーツ 「風を掴む」
自由奔放に駆け巡るR&Rバンドの真髄が詰まった作品。とにかくリスナーをハッピーさせるバンド。


 

【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】
STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表・レコーディングエンジニア・サウンドクリエーターWhirlpool Records/brittford主宰。専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動。
全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける。
スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください。

当スタジオで一貫して制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。
エンジニアといたしましては、webや動画ではなく是非「CDで」音質をチェックしてほしい!!!

Rapid an Falsetto 「 Where are you Standing? 」


スピード感のあるパワーポップ、ギターロックバンドのマキシシングル。的を得た活動のセンスが素晴らしい。


ROKI 「 1965 」


音がとにかくデカい。ラウド系よりも1ランク上の音圧が堪能できるR&Rバンドのアルバム。直観的な初期衝動で制作された本作は、よい意味で予定調和がない。

航空電子 「 サクラサク 」

某大手楽器メーカー社員で結成されたフォーク・トロンカ、オルタナバンドのシングル。「はっぴいえんど」のトリビュート盤に参加経験あり。

DARKNESS FLOW 「 Friend of Mine 」

栃木在住ヒップホップグループのシングル。ブラックミュージックを厳選したネタで網羅され、
深い音楽性が体感できる。Lunch Time SpeaxのGocchiもラップで一曲参加。

The Vision 「 course 」

横浜を拠点とするセミアコ、エレアコを全面的にフィーチャーしたエモロックバンドのシングル。
歌詞のセンス、メロディー、声質などが個性を醸し出している。
               


【お知らせ】

SOUNDDESIGNER 2018年6月号「マイク特集」特集記事P16~17で執筆、P37でコメントを掲載していただきました。ぜひご一読ください。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第40回

数か月に渡り、三味線奏者 川嶋志乃舞さんの1stフルアルバムレコーディングに関わらせていただきました。東京藝術大学を卒業後も、三味線界のポップアイコンとして国内外の様々なシーンで活躍する彼女ですが、自らが作詞作曲を手掛ける楽曲は「クールジャズ、EDM、ファンク、トロピカルハウス」などをハイソに織り交ぜ、古来からの伝統芸能をより進化させる「レトロなフューチャーポップ」とでも言うべき新たなジャンルを生み出しています。

三味線のレコーディング風景です。

使用マイク:Luwitt 640、Brauner Panthera、AKG P820 TUBE(MOD)、SE Electronic GeminiⅡ(MOD)、SHURE KSM44(MOD)、etc…

マイクプリ、チャンネルストリップは AVALON 737をはじめ VINTECH AUDIO 273やRUPERT NEVE 5024、TUBETECH MP1A(MOD)、DBX 676、586(MOD)などを使用して、超低音域から超高音域までの全ての音域を無駄なくカバーして収録しています。

和太鼓にはマイクを5本使用

ボーカルには2本使用しました。

三味線だけでなく、和太鼓、篠笛、子どもたちのお囃子など、音域も様々な特徴ある音をどのように、より良い音で録るかということに毎回試行錯誤しながら取り組んでいます。


【大学生バンドのセルフREC】
「アジカン風ギターロック」のギターパートを全部録り終わり、次はキーボードを入れる。
ライブではキーボードは入っていないのだが、音源化にあたりサビ部分にオルガンやストリングスを入れてみようということになった。

使用機材はRoland FA08(88鍵タイプ)


マイクプリ/DIは、Forcusrite 428MKⅡ。キーボードとオーディオインターフェースの間にこれを挟むと、生楽器との混ざりが良くなり、より音楽的になるのだ。

1サビにオルガンを入れてみるが選んだ音色が可愛らしすぎたので、もう少々ワイルドな音を選んで再度挑戦。グリッサンドが決まらなかったのでもう一度取り直してOK。
2サビ、3サビにも同じフレーズがあるのだが、ここは敢えてコピペはしないで録音をすすめた。
3テイクほどでOKを出す。

ストリングスパートは、3サビのみに対旋律フレーズを入れることにした。
Strings1の音色だと、音の立ち上がりが遅くフレーズに合わないので、エンベロープのアタックを調整して録り直す。弾き始めの7連駆け上がりフレーズが決まらないので、そこはパンチインを使う。納得のいくまで繰り返して、波形をジャストに近づけるようエディットしてキーボードパートを録り終えた。


【今月のちょいレア】APHEX EXCITER

エンハンサー、エキサイターの現存する、数少ないアウトボード。The Chainsmokersをはじめ、ワールドクラスアーティストのミックスにもしばしば使用されている。


【今月のMV】新村けんぞう 「独りよがりなボクと何も言わない君の歌」
JellyFishやWingsなどにルーツを感じさせる、ポップスの伝道師が放つキラーチューン。


 
【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】
STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表・レコーディングエンジニア・サウンドクリエーターWhirlpool Records/brittford主宰。専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動。
全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける。
スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください。

当スタジオで一貫して制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。
エンジニアといたしましては、webや動画ではなく是非「CDで」音質をチェックしてほしい!!!

川嶋志乃舞 「月曜日のマドンナ」

キャッチーなポップナンバーからアーバンR&B、EDM、ビックバンドサウンドからファンクまで、
彼女の描く世界はまさに欲張りなフューチャーポップだ。三味線奏者としての確かな技術力
を軸に、今回も様々なチャレンジが気負うことなく詰め込まれている。2018年4月発売。
              
              
Omoinotake 「Hit It Up/ダイアローグ」

日本テレビの深夜番組「バズリズム」の挿入歌に起用された経験をもつ、シティーポップの雄 Omoinotake。ライブでも特に人気の曲を集めた7インチアナログシングル盤。

Pygmalion 「Reconstruction.ep」

Syrup16gをよりシューゲイザー化したかのような、オルタナティブバンドのep。音楽に対する博学的バックボーンが豊かで、質の高いアイディアがみなぎっている。

ISAKA YUICHI 「DAY565」

サンフランシスコ、シンガポールをはじめヨーロッパにも遠征しているヒップホップグルーKAIJINのリーダーが放つ意欲作。ルーツミュージックの優れた要素を全面に吸収して制作された。全国発売中。

V.A 「PUNKS AND SKINS ARE FUCKIN’ WALKING DOWN THE STREET」

70年代後半~80年代前半の初期パンク、モッズ好きにお勧めの名盤コンピレーションアルバム。当スタジオではEvil Substituteの楽曲を担当。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第39回

ここ数回Joemeekについて触れていますが、今回はJoemeekの「プラグイン」についてのお話です。

仕事柄、各種プラグインだけでなく、EQやコンプの実機も数多く持っているので「プラグインと実機」をリアルに比較しながら、日々作業しています。

さっくり言いますと、実機とプラグインは「ほとんどが別物」です。代用品ではないことが多いので、頭を切り替えて使用します。

しかし例外もあり、特にJoemeekのプラグインは実に音楽的な効果が期待できます。

Joemeekのプラグイン(EQ)

Joemeekのプラグイン(コンプ)

「機材は結構そろっているが、電源を含むモニタースピーカーやケーブルなど周辺機器があまり充実していない状態でパラメーターをもらい、マスタリングのみを依頼される」
「パラデータをもらい、ミックスやマスタリングのみを依頼される」

上記のようなケースの作業時に、JoemeekプラグインのEQやコンプを使用することが多くあります。

プロ、アマ問わず、普通の部屋の家庭用電源を使用して制作されたトラックファイルは、ある一定のかたよりが見られることが多くあります。

↑上図のように「フラットではないところから作業している」場合、中低音域以下が薄く、逆に中高音域がどぎつくシャリシャリとしていて、ギターのエッジやハイハットのオープンなどのシンバル類が耳につき、痛い音になりやすいのです。

この現象をある程度改善することが期待されるプラグインとして、JoemeekプラグインのEQ、コンプが真っ先に挙げられます。操作も実にシンプルで使いやすくなっています。

音が細く、他と混ざりにくいといったファイルに対しても、このプラグインのコンプは大変良い結果をもたらしてくれます。


【大学生バンドのセルフREC】
【アジカン風ギターロック:BPM=158】のリードギターは、歪み系やクランチは全部録り終わり、残すはAメロのクリーンリフのみとなった。
ギター:ストラト

アンプ:Marshall JCM2000 TSL100(モディファイ)
マイク:SHURE BETA52、SM57、LEWITT MTP220

モニター

シールド:エリクサ

アンプ直なので、エフェクターは挟まない。

準備が整ったところで、モニターチェックと音色チェックを兼ねて1テイク、設定を作り直すがクリーンの音色が抜けてこない。

アンプのトレブルと、マイクプリのEQをいじって狙った音色に近づける

アルペジオのフレーズ、前半がなかなか決まらない。パンチインしてみるとリズムは良くなったがピッチに不満が残る。チューニングをやり直し、録りを重ねる。レガートなリフが多く、ピンポイントな編集がしにくいので、結果何度も演奏することになってしまった。休憩を挟み3回連続で録り、ようやくOK。他のAメロにはこれをコピペし、うまくはまった。
これで2曲分のリードギターは終了した。


【今月のちょいレア】ETEK Dynamagic
2chアナログコンプ。他のどのメーカーにも類似しない独特のキャラクターがウリだ。
ガツンとしながらも、どこかジェントルな質感に魅了される。


【今月のMV】S.H.E 「daub」
ドイツの音楽フェスにも出演経験があり、タイアップも複数あるエモロックバンドの力作。
ジャングルライフWEB連載「S.H.E meets Movies and Music」も是非ご一読を。
https://www.jungle.ne.jp/serial_post/s-h-e-243/


 
【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】
STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表・レコーディングエンジニア・サウンドクリエーターWhirlpool Records/brittford主宰。専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動。
全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける。
スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください。

当スタジオで一貫して制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。
エンジニアといたしましては、webや動画ではなく是非「CDで」音質をチェックしてほしい!!!

digda 「 From behind the moon 」

栃木在住、日×米のツインボーカルと、卓越した演奏力がウリ。ファンク、ソウルを中心にアブストラクト、エレクトロニカ、レゲエ、シューゲイザー、ディスコパンクを柔軟に飲み込んだ自信作。

GREEN EYED MONSTER 「 HELLO 」

神奈川県厚木市発のメロコアバンド新作。これまでも数回の全国流通盤を発売、フェス出演やヨーロッパ遠征も経験ありの実力派。

深川隆成 「 桜の季節 」


JAZZとAORがクロスオーバーした、有機的コンテンポラリーミュージック。少し抒情的な歌詞と、メロウな曲調のマッチングが素晴らしく、様々な音楽ファンを取り込む魅力にあふれている。

HOUSE


少し甘美な雰囲気がたまらない、ギターロックバンドのシングル。16ビートの楽曲と相性が良く、聴いていて自然に身体が動き出す。メンバーはそれぞれ茨城、千葉、新潟と遠距離ながらも、マイペースで展開している。

国吉亜耶子and西川真吾duo 「 PARAGRAPH –節- 」

メッセージ性の強い抒情的な歌詞と、シンプルながら洗練された楽曲とアレンジ、そして卓越した演奏力の彼らの世界観は圧巻だ。聴き手を選ばない懐の深い秀作。全国発売中。

【お知らせ】SOUND DESIGHNER2018年4月号の「宅録の主役 EQを知る」特集内の、P22「EQ処理を分析」、P64~66「パート別オススメEQ設定法(題材曲:中田ヤスタカ)」に執筆させていただきました。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第38回

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の
セルフRECはプロRECを越えられるか? 第38回
今回ご紹介するのは、先回取り上げたJOEMEEKのメインエンジニア、Ted Fletcherが2000年初頭に立ち上げたブランド「tfpro」です。

写真は当スタジオのメインアウトボードの1つ「P2」で、極限までモディファイを施しています。15、6年前に発売された当初は定価22万円くらい、マイクプリ→EQ→コンプ×2の2chチャンネルストリップです。

このP2がディスコンになって修理が出来なくなり、それを機にモディファイを施した結果、ブリティッシュなテイストは残したままリッチなワイドレンジになり、あらゆる音楽ソースに対応できるようになりました。

元々の状態でもNEVEに負けないクオリティーをキープしているこのP2は、中古で10万円を切って販売されていたら即GETすべき逸品だと私は思っています。
完動美品なのは当然の条件、個人売買よりも専門店での購入をお勧めします。
個人売買は確かに安価ですが、専門店販売品は最低限の動作チェック済で保証がつくことも多く、安心です。

tfpro P2(写真上段:赤)と、先回ご紹介したJOEMEEK TWINQCS(写真下段:緑)です。

並べると兄弟機器のように見えますが、中のサーキット回路には結構違いがあり、音質もそれぞれに良さが違います。
P2の方はTWINQCSと比べるとパンチがあり、ラウド系にも対応できる点が長所だと感じます。

この2機種を最大限に活用するためには、ステップアップトランスを間に挟んで使用することをお勧めします。


ステップアップトランスの表面画像をよく見ると、
画像右側の東栄変成器製SU-6には「S 110~120V」
左側の日本エレクトロハーモニクス製EHU-300には「OUTPUT AC117V 3A」
の文字が確認できます。

日本の電圧は100V、欧米の電圧は115から240Vです。
海外製機材を日本の100V電圧で使用しても音は普通に出ます。
しかし、その海外製機材本来の性能が100%引き出されるわけではありません。

欧米の電圧と同じような性能で使用したい時、この電圧差を解決する周辺機器が
「ステップアップトランス」なのです。

日本で使用する電源(100V)と海外製機器との間にステップアップトランスを接続することで、電圧を100Vから海外並みの電圧(115V~)に引き上げることができます。
(但し故障のリスクはあります、あくまでも自己責任でお願いします。)

並行輸入品だけでなく、国内の正規代理店で購入した海外製品でも、電圧は生産国のままになっていることがあるので注意が必要です。「日本国内の店で買ったから、電圧も日本仕様になっているに違いない」と思い込まず、使用の前に電圧表記をチェックしてみましょう。

逆に日本製の機材を欧米で使用する場合には、機材が壊れないようにするために電圧を下げる「ステップダウントランス」を使用します。


【大学生バンドのセルフREC】
コーラス録りは、コーラス自体のアレンジをもう一度見直すことになったので、リードギター録りに突入。一番音作りがしやすそうな【アジカン風Gロック:BPM158】から。

使用ギター:ストラト。
アンプ:Marshall JCM2000 TSL100(モディファイ)

JCM2000 TSL100はクリーン、クランチ、歪みの3chがあるので、エフェクターをあまり使用しなくもいけそうな点がポイントだ。
リードギターは3パート分。クリーン系リフ、クランチ系アルペジオ、サビの歪み系アルペジオ。

マイク:SHURE BETA52、SM57、LUWITT MTP220

サビの歪み系アルペジオから音作り、モニターのチェックを始めた。

モニターバランスを見ながらテイクを重ねて5テイク目でOKを出し、続けてBメロのクランチ系音作り。音色もモニターも一発OKでIBから録り始める。リズムが突っ込みすぎなどの課題をクリアして2B へ。リードギター全般に言えることであるが、1B と2B ではフレーズが違うのでコピペは出来ない。2B は難なくOKを出して、次は一番難しい3Bだ。
前半のリズムが突っ込み気味、チューニングの狂い、などを直して2テイクでOKに。

音色を少々変更してイントロ、間奏、アウトロへ。クランチの音作りはトレブルを上げて、よりソリッドな音にした。

イントロから録り始める。音色はドンピシャだが前半のリズムが突っ込み気味で、前半のみパンチイン。つなぎ目のよれが大きいので、弾きなおしてOK。
アウトロはイントロとほぼ同じフレーズなので難なくOK。
間奏は、リズムがいまいちだった後半だけをパンチインして、クランチ系の音色はすべて録り終わり。
残るはAメロのクリーン系リフのみとなった。


 

【今月のMV】川嶋志乃舞「遊郭ディスコ」
ライブでも人気の高い曲。川嶋自身が作詞作曲、独特な世界観あふれる秀作だ。



【今月のちょいレア】 MindPrint T-COMP

チューブながらの、ファットなコンプのかかり具合がワン&オンリーな独自性を感じさせる。ロックならオールジャンルに対応できます。


樫村 治延(かしむら はるのぶ)】
STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表・レコーディングエンジニア・サウンドクリエーターWhirlpool Records/brittford主宰。専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動。
全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける。
スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください。

当スタジオで一貫して制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。
エンジニアといたしましては、webや動画ではなく是非「CDで」音質をチェックしてほしい!!!


古今三奇人(Kokon-Trio)「 アコースティックマジック 」
Piano-jackやH ZETT Mを彷彿とさせる、ピアノ・オルタナ・インストバンドのアルバム。卓越した演奏力はもちろんだが、歌ものにも通じるアレンジが新鮮だ。2018年4月全国発売。


ブラジル人 「 破裂 」NYハードコアをユニークに変形させたオリジナルなスタイル。今作品は、かぶり有りのほぼ一発録りで、ライブ感はもとより音源としての完成度も高い。2018年1月全国発売。


GEEKS 「 MAGICAL VOX PARANOIA 」
サウスバイサウスウエストにも2回出場経験があり、インキュバスやフーバスタンフのプロデューサー Jim WartともコラボしているUS風パンクバンド。全国発売中。


thatta
ニュージーランドをはじめ海外での活動を精力的に行ってきたthattaのアルバム。欧米のロック要素が土台にあり、無国籍な質感を全体にまとっている。


KAIJIN 「 japacronics 」
サンフランシスコ帰りのYUICHI氏率いるKAIJINのフルアルバム。90年代ヒップホップを根底に、70~80年代のソウル、ファンク、2000年代LAアンダーグラウンドR&Bのエッセンスが深く交じり合っている。硬派なヒップホップ好きにおすすめ。全国発売中。


 
【お知らせ】
音楽情報サイト TuneGateに、当スタジオの記事を掲載していただきました。
http://tunegate.me/P20180118016

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第37回

明けましておめでとうございます。
おかげさまで、この連載も4年目を迎えることとなりました。いつもお読みいただき、感想や質問などお寄せ下さる皆様に改めて感謝申し上げます!

今回から「中古機材の隠れた名機」に、よりスポットを当てていきたいと思います。
まずご紹介するのは英国の老舗ブランド JoemeekのTwinQcs(2chチャンネルストリップ)です。

この機材は、名機SC-2mkⅡの後継機種として、2001年頃には20万円弱で販売されていました。
よく比較される機材としてはDRAWMER1960が挙げられます。

↑写真は当スタジオで所有のTwinQcsで、裏面パネルのOUTPUTを通常ならTRSフォーン出力のところ、キャノン出力にモディファイ改良しています。

サウンドキャラクターはブリティッシュで粘り気のある密度の濃い音、ビートルズ→オアシス→アークティック・モンキーなどのブリットロックにはドンピシャではまります。
ラウド系以外のアメリカンロックや、邦楽ギターロックとも相性は良いです。

現行機種であるTwinQと比べると、ややカラッとしており中音域に少しファットさが見受けられます。

このTwinQcsは、今となっては非常にレア物ではありますが、粘り強く探すとたまに中古楽器市場で見かけることもあります。価格は6~10万くらいのようです。

TwinQcsの下位機種であるVC3Qは、中古楽器市場1万円台で見かけます。

VC3Qの現行機種、ThreeQは新品だと4万円前後で販売されています。

VC3QとThreeQの2つに共通することは「どちらも1chチャンネルストリップだが、マイクプリ部分はハイエンドなオーディオインターフェイスに付いているプリアンプといい勝負が出来るクオリティを保っている」という事です。



【大学生バンドのセルフREC】

バッキングGt.とVo.を全曲録り終わり、残るはリードGt.とコーラス、追加のkeyとなった。
とりあえずコーラスを一曲も録っていなかったので、一番簡単そうな【4つ打ちダンスロック:BPM=170】のサビ部分から録ってみることにした。

ライブでこの曲を演奏する時は、リードGt.がコーラスを担当するのだが結構外してしまう。
RECではVo.自らが3度上のハモリを入れることにした。

マイク:Audix CX111

ケーブル:EvidenceAudio


マイクプリ:Forcusrite VoiceMasterPro

コーラス、特にハモリはモニターバランスが重要。他のどのパートよりも気を使わねばならない。
設定したモニターバランスは下図の通り。

数回バランスチェックのために録音してみる。徐々に良くなってきたので本番へ。

モニターバランスは良い。しかし皆が何かしらの違和感を感じていた。

話し合いの末に行き付いた違和感の正体は「今まで正しいと思っていたコーラスラインそのものが、実はあやふやなのではないか?」という事。
主メロとハモリのラインをキーボードで音出ししながら改めて確認してみた。

すると、ずっと3度だと思い込んでいたハモリのラインが、5度ハモリやオクターブ、ユニゾンなどが正解だったことが判明。

今更ながらの間違いに気づいたメンバー全員がショックを隠し切れなかった。

コーラスラインを再確認し、改めてチャレンジ。しかし今まで歌ってきたラインのくせが抜けず、失敗が続きピッチ修正出来るまでのレベルにすら到達しない。

コーラス録りは一旦あきらめ、残りの曲についてもコーラスラインを再確認。後日録ることにして、ここからはリードGt.録りに切り替えた。


【今月のちょいレア】Forcusrite VoiceMasterPro
先程の「セルフREC」文中にも登場した、NEVE風Vocal専用チャンネルストリップの決定盤。かつてのPlatiumシリーズとは一味も二味も違う。現在は生産完了となっている。



【今月のMV】 The Mash 「最終回」

テレビ東京で水曜深夜放送中の新人アーティスト発掘番組「エンタX」で3週勝ち抜きを果たした、話題の女性Vo.R&Rオルタナバンド。同番組のグランドチャンピオン大会進出も決定している。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】
STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表・レコーディングエンジニア・サウンドクリエーターWhirlpool Records/brittford主宰。専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動。
全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける。
スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください。

当スタジオで一貫して制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。
エンジニアといたしましては、webや動画ではなく是非「CDで」音質をチェックしてほしい!!!

cruyff in the bedroom 「HATE ME (アナログ盤)」


ジャパニーズ・キング・オブ・シューゲイザーと呼ぶにふさわしいクライフインザベッドルームの最新
作が、アナログ盤としても遂にドロップ。国内はもとよりアメリカなど、海外でもリリースされ話題 になっている。


どろだるま 「モンキーダンス」


頭脳警察、村八分といった70年代R&Rを彷彿とさせる2010年代のニューカマーの新作。洋の東西を問わず、ロックの真髄が垣間見える逸品である。


57pictures 「Wonder to Myself」


Subways、Atom For Peace、Sunshine Undergroundにも通じる、UK色が色濃く漂う邦楽ロックバンド。TemplesやMetronomyなどが好きな人にもおすすめ。

うさぎファクトリー 「うさぎファクトリー」

国内外のフォークロックを根底にもつような、エモロックの王道的作品。長い時間を経ても全く色あせない空気感に魅了される。

KONTA BAND 「Mouse Bites Cats」

仙台在住のプロギタリスト、KONTA氏率いるニューエイジプログレッシブインストバンドのアルバム。ドリームシアターやシステム・オブ・ア・ダウンとも違った切り口のアプローチにオリジナリティーを感じる。メンバー全員が音楽専門学校講師陣で固められている。


【お知らせ①】
月刊SOUNDDESIGNER別冊「ミュージシャンの仕事場」に、当スタジオを掲載していただきました。(P94・95)
【お知らせ②】
CRT栃木放送(AMラジオ)の音楽番組「我ら音楽仲間たち」(毎週火曜22:30~)の1/30放送回にCuicksさんと私 樫村がゲスト出演させていただきました。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第36回

今回の「ライブで埋もれにくい 同期音源制作法」は、ハイエンドなハードウエア音源を使用する方法です。

Roland Integra7(音源モジュール)

Roland JD-XA(アナログシンセ)

どちらの機材もハイエンドな現行モデルで、ソフト音源では表現しにくい「音の密度感」が素晴らしく、ライブ会場でもよりファットかつリッチな音が期待できる可能性があります。

ただ、ソフト音源ではないので内部でのオーディオ化は出来ません。
だからこそ、ゴージャスなオーディオ化が可能なのです。
一番オーソドックスな方法を下図に示します。

ラインケーブルは(出来れば)ベルデン、モンスター以上の物を使用。
作業は大変になりますが、1もしくは2トラック(ステレオ)ずつ丁寧に、アウトボードで音を作りながら録音しましょう。

【補足】ハード音源の中には、内部でのオーディオ化が出来る機種も一部あります。そういったハードウエアでも、内部ではなく外部でオーディオ化したほうが、立体感の出る仕上がりを期待できます。


【大学生バンドのセルフREC】


ミスチル風バラード、バッキング録りも「アウトロ①、②とイントロA、B」を残すのみ。
今回も使用ギターは同じレスポール。ピックアップはハムバッカー。

アウトロ、イントロ共にMidをすっきりさせたいので、Lewitt MTP440DMとソロモンマイクの2chで録ることにした。マイクケーブルはエクストンとKLOTZ M5を使用。

マイクプリはT.C.electronic 2240HC(2ch)。
まずアウトロ①、②を録りながらモニターバランス、音色をチェック。どちらもいまいちだったので調整しながら録り進める。数回録り、モニターバランス、音色、演奏すべてが良いテイクを選びOKとする。

最難関のイントロA、B用にMidを少々増やした音色に作り変える。
Midの量を調整しながらテイクを重ねる。音色と演奏のバランスがなかなかとれない。一気に録るのは難しいのでイントロAだけ、さらにA前半だけ録ってみる。リズムは悪くないが、ピッキングとチューニングが甘い。ギターオンリーの部分なので妥協は出来ない。
チューニングをやり直し、再度前半を録りとりあえずOK。イントロA後半は後回しにして、イントロBの後半へ。フレーズが変わるのでテイクを重ねる。数回挑戦し、今日一番のテイクが録れた。
最後に、イントロA後半にチャレンジし、一発OK。これでこの曲のバッキングはすべて終わり。


【今月のちょいレア】 Alesis Elevator3
PC用モニタースピーカーとして最適な逸品。小型ながらパワードでアメリカンな音が特徴。現在は生産完了となっている。


【今月のPV】 Pink Moon Babies 「GIVE ME」
ヨーロッパツアーも敢行した、女子3ピースR&Rバンドのキラーチューン。R&Rファン以外にも魅力が伝わるキャッチ―な曲。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】
STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表・レコーディングエンジニア・サウンドクリエーターWhirlpool Records/brittford主宰。専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動。
全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける。
スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください。
当スタジオで一貫して制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。
エンジニアといたしましては、webや動画ではなく是非「CDで」音質をチェックしてほしい!!!

ユメノアリカ 「 ミュージック・シンドローム / 空色.」

女性Vo.ロックバンドのシングル。ストレートな楽曲の中に、エモやポストロックテイストがバランスよく混在しているのが良い。これからの活動に期待。

経血 「scapegoat」


女性Vo.の初期パンク、NW、ハードコアバンドのアルバム。アグレッシブなリフと音色の中に、
耽美的なメロディーと歌詞が真っ向からバトルする攻撃作。2017年12月全国発売。

フトイーズ 「Time」

直球ギターロック&エモロックの融合形。Vo.の声質と歌詞に、独自の世界観が感じられる。普遍的なギターロックを追い求める人にマストな1枚。

MOODY RUDY 「アポプソリ」


日本語、韓国語、英語を使い分ける東京発ネオスカバンドの2ndアルバム。4人のボーカルが入れ替わり立ち替わりするバリエーションが実にユニーク。フジロック出演経験あり。全国発売中。

Heretique Aventure「血の滴る晩餐会」

近未来を感じさせるエレクトロギターサウンド、ストーリー性のある楽曲群。通して全部聴くと、トータルコンセプトが如実にわかる。さりげないアイデアが実に心憎い。


 
ギタリストのためのレコーディングマガジン SOUND DESIGNER 2018年1月号で、当スタジオを取り上げて頂きました。(P78・79)是非ご覧ください。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第35回

前回掲載した「ライブでも埋もれにくい同期音源の制作法」に、予想以上の反響をいただき驚いています。今回はユニットにおける同期音源について考えてみたいと思います。

いわゆるユニットと呼ばれる活動形態は「ドラム奏者がいない」「ドラム奏者もベース奏者もいない」など、そのユニットごとに「どのパートを同期に任せるか」が変わります。

「同期は単なる打ち込み音源」ではなく「同期も重要なメンバーの一人」として、生演奏に溶け込ませ、しかも埋もれない工夫をしたいものです。

どのパートを打ちこむにしても、同期音源の作り方は基本的には前回と一緒です。
【ソフトの内部でオーディオ化せず】

【一度インターフェースのアナログアウトから、ラインケーブルで同期のオーディオ信号を出し】

【DI付きのマイクプリやチャンネルストリップを通して、DAWのオーディオトラックに録音する】

ドラムがいないユニットにとって、打ち込みドラムの音は、同期パートの中でも一番重要視される部分です。そして、こだわりの同期音源を制作するのと同じくらい「アウトプット」にこだわりましょう。PA側のミキサーチャンネル数が許す限りメインOUTに加えて、パラレルOUTを出来れば2~4系統欲しいところです。

OUTPUTの接続方法を2例示します。


YAMAHA AW2400(ハイエンドMTR)

【裏】

MTRを使用する場合は、出来れば24トラック以上の物か、16トラック×2台を同期させて使用したいところ。とりあえずパラアウトが4パート出せれば問題なし。

また、OUTPUT数が少ない機種(オーディオインターフェース、MTRに関わらず)の場合は、以下のような方法で出力します。


もちろんラインケーブルは、ベルデン、モンスタークラス以上のものを使用してください。


【大学生バンドのセルフREC】
6曲目 ミスチル風バラード ♩=75

こだわりが少しずつ増しながらも、セルフRECは進んで行く。

使用ギターは前回と同じくレスポール

アンプ / Diezel

マイクプリ / Neve5024

アンプのTREBLEを少々下げて音色を丸くし、1B、2B、3Bにチャレンジ。
1テイク録ってみると、音色が少し丸すぎたので、ギター本体のトーンを少々上げ再チャレンジ。音色は良くなったのだが演奏がよれる。その後も前半が走り気味だったりで、なかなか通してOKにならず。結果2テイク目後半と5テイク目前半をつなぐことにしてOKとした。
2B、3Bも同じフレーズなのでこれをコピペする。

サビはクランチ気味の音色にしたいので、Diezelのクランチチャンネルにして対応。ギター本体の音色はそのままに、とりあえず録ってみた。音色は良いがまだまだ粗い。テイクを重ねるも前半後半通しての良いテイクが出ない。前半、後半の良いテイクをつないだが、クロスフェードがうまくいかず納得がいかない。ようやく8テイク目をぎりぎりOKとし、2サビ3サビもこれをコピペした。休憩の後、アウトロ録りへ。


【今月のMV】 Cuicks 「The Pastel Song」
ポスト・コーネリアスと呼べそうなフレンチNewWave色漂う、ダンサブルなフューチャーポップ。音楽制作誌SOUND DESIGNER 2015年6月号の特集「音を大きくする 曲の仕上げ方」の課題曲としても取り上げられた。


【今月のちょいレア】 Roland MV8800
名機MV8000をグレードアップさせた後継機種としてリリースされた。音質、操作性に優れ、非常に創作意欲を掻き立てる。


 

【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】
STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表・レコーディングエンジニア・サウンドクリエーターWhirlpool Records/brittford主宰。専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動。
全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける。
スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください。

当スタジオで一貫して制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。
エンジニアといたしましては、webや動画ではなく是非「CDで」音質をチェックしてほしい!!!


The Mash 「 ファースト 」
60年代から現在に至るまでのR&Rを広義に解釈したThe Mashを、総結集させた
フルアルバム。リズム&ブルース、アシッド・フォーク、オルタナ、NewWave的エッセンスが
炸裂する攻めの一枚。2017年12月全国発売。



OKAZAKI QUINTET 「 After – glow 」

モダンジャズの新気鋭TERUKO OKAZAKIが率いる、ハイレベルなクインテットの1st
アルバム。全曲オリジナルで演奏のテンションも高く、ライブ感100%で聴きどころが満載
だ。


Heretique Aventure 「 Episode.1~独裁への道 」
Gothic Horrorを中心に、エレクトロ、NewWaveなどが多次元にクロスオーバーする佳
曲ぞろいのアルバム。2人の少年が交差する、未来都市を舞台に繰り広げられるストー
リーがテーマになっている。


ギミックバニージャンクション 「 ロンリークレイジータンバリン 」
ローリングストーンズ、フェイセズ、レイナード・スキナードなどのR&Rを土台にしたロックバ
ンドのアルバム。リズム&ブルースのルーツを探るには最適の一枚。全国発売中。

NUTS 「 Not Urban The Stick 」
カナダ、北欧、オーストラリアのモダンへヴィネス系と、90年代のニューヨークハードコア、ス
クリーモの融合系ともいえる。ラウド系新機軸とも呼べる新たなアイデアが堪能できる。


 
【お知らせ】

☆SOUND & RECORDING MAGAZINE2017年12月号「音響設備ファイル(P136~)」に当スタジオを取り上げて頂きました、是非ご一読ください。
https://www.rittor-music.co.jp/magazine/detail/3117121007/
☆2017年11月19日(日)13時~15時 茨城県水戸市の茨城音楽専門学校にて、毎年恒例の音楽プロデュースセミナーを開催!参加は無料ですが、電話で予約をお願いします。予約・お問い合わせ 029-248-0521 茨城音楽専門学校まで!

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第34回

「ライブで同期を使うと音がペラペラで生楽器と混ざりにくい」といったお悩み、ありませんか?

「アマチュア、プロ」また「バンド、ソロ、ユニットなどの活動形態」「音楽のジャンル」を問わず「同期」を使った作品が浸透してから久しいこの頃。
それだけに、出来の良いもの、そうではないものの差が明確になってきています。

今回お話する「同期」は、DAWソフトで制作することが前提ですのでご了承ください。
「スマホやタブレットのアプリで制作した同期音源」をライブで使うことについては、正直論外だと思っていますので触れません。

「CubaseやLogic、ガレージバンドなどのDAWソフトを使用し、同ソフトの内部音源で同期音源を制作」という方法が、今、全世界的に見てもスタンダードなやり方だと思います。

そうやって制作した音源を、DAWソフト内部で普通にオーディオ化した分には「悪くないな」という質感になり、それを安価なインターフェースを使い2Mixで出力し、いざライブで使用すると…
「今一歩物足りない」という感じになりませんか?

まず、ソフトの内部音源をソフト内部でオーディオ化すると、音が薄く、存在感のないものになる傾向があります。いくらアレンジや打ち込みのクオリティーが高くても、出てきた音がイマイチになることが多い気がします。

では、どうすれば同期の音がリッチ、かつ生楽器と混ざりやすくなるのか?

この図に示したのは「内部でオーディオ化せずに、一度インターフェースからそれなりのレベルのラインケーブルで外に出し、チャンネルストリップやマイクプリなどのDI部に入力→オーディオトラックに録音」という昔からある手法です。

ポイントは「全トラックを一気にやるのではなく、大変でも1トラックずつオーディオ録音する」ということです。時間や手間が非常にかかりますが、インターフェース、ケーブル、チャンネルストリップなどのアウトボードが平均以上の物であれば効果も絶大になります。

有名プロミュージシャンも、この手法をとっています。一例を挙げるなら、2016年SUMMER SONICのアンダーワールドが非常に素晴らしいライブを展開していました。同期の音も、これまで聴いたことがないくらいリッチで密度が濃く、果てしない立体感を演出していました。

また、ライブで同期を使用する時は、ミキサー卓のチャンネルが許す限り「メインアウト+パラアウト」で出力するようにしましょう。これでも同期の音は相当変わります。


【大学生バンドのセルフREC】
5曲目のテンポチェンジ有オルタナロックは、コーラス、キーボードがないので、ここで録音終了。
6曲目のミスチル風バラードのバッキングギターに取り掛かる。

バッキングギターのみになる箇所が多いので、クリックと仮ギターをガイドとしてモニターすることにした。(ドラムやベースの入っている箇所は仮ギターをほとんど返さない。)

ギターは、2度目の改造から戻ってきたレスポールを使用。

アンプはDiezelクリーンチャンネル。マイクはゼンハイザー609(中音~高音)エレクトロボイスRE20(低音~中音)ソロモンマイク(超低音)の3本で、フルレンジ録音することにした。

マイクプリはNeve5024(4chプリ)を使用。

6曲目ミスチル風バラードの曲構成 テンポ♩=75

イントロAはクリーンギターのみ、イントロBはクリーンギター&キーボードのみで、とにかく粗が目立ちやすい箇所だ。音色とモニターチェックを兼ねて1テイク通しで録る。
リズムも厳しいのだが、低音が思っていたよりも多いのでアンプの低音部を少しカットする。
2テイク目、モニターバランスも音色も満足いくものとなった。

本番の部分録りは難易度の高い箇所(イントロA、イントロB)は後回しにして、イントロCからAメロ1まで、からスタート。勢いの良かった2テイク目を採用し次へ。

1サビ後の間奏と2Aにチャレンジ。こちらは3テイクでOK。

ギターソロ部分とAメロが同じコード進行なので、2サビ後の間奏とギターソロ部分のバッキングを録る。フレーズが完全に同じところがない曲なので、コピペに頼れないのが辛いところである。地道にテイクを重ね、3テイク目を採用。後半ギターソロ部分のバッキングのみパンチイン。

1Bは音色を少し丸くするので音作りをするため、一旦休憩をとる。


【今月のMV】川嶋志乃舞「キツネ倶楽部」
エゴラッピンmeets椎名林檎+三味線とでも言おうか、ありそうでなかなかないワン&オンリーな秀作。


【今月のちょいレア】 Roland MC909
2002年発売の、シンセ、サンプラー、シーケンサーが高次元で融合したハイエンドなグルーヴ・ギア。音の太さやユニークなプリセットパターンが素晴らしく、ソフトシンセでは表現しにくい密度感が堪能できる。
現在は生産完了。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】
STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表・レコーディングエンジニア・サウンドクリエーターWhirlpool Records/brittford主宰。専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動。
全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける。
スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください。

当スタジオで一貫して制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。
エンジニアといたしましては、webや動画ではなく是非「CDで」音質をチェックしてほしい!!!


みならいモンスター 「 きっと明日も 」
地元の観光大使も務める三人姉妹ロックバンドのシングル。80’s色が前面に出ていながらも
2010年代要素もさりげなく際立つ作品。当スタジオでREC、MIXに加え、同期の制作も
担当させていただきました。2017年11月全国発売。


Sjue 「 Sing Like a Symphony 」
一聴するとオルタナポップ系女性Vo.バンドの匂いがするが、何度も聴いていくうちにシューゲイ
ザーやNew Wave、ブルックリン勢的なエッセンスがさりげなく散りばめられていることに気づく。
大御所インディーレーベルからリリースしてきた経験値が貫録を醸し出している。


Coo 「 Friendship 」
数多くのサーキットイベントや、全国誌等での露出度も急上昇のCoo。ギターロックという範疇
の中で、MAXにあらゆる要素を取り入れている挑戦作。


京成百貨店テーマソング
京成電鉄を中核とする京成グループが運営する、水戸京成百貨店のテーマ曲。東京藝大出身の根木マリサが作編曲、同じく東京藝大出身の瀧本真己が軽やかに歌い上げている。


RiNGO Tone ×My Girl (スプリット企画盤)
ビートルズフォロワー+ブリットポップの進化系サウンドが耳に心地よいバンドRiNGO Tone 。KNOCK OUT2017にも出演し、更に勢いが加速している。この作品は関西を中心に活動するMy Girlとのスプリット企画盤。


【お知らせ①】
2017年11月19日(日)13時~15時 茨城県水戸市の茨城音楽専門学校にて、毎年恒例の音楽プロデュ
ースセミナーを開催!参加は無料ですが、電話で予約をお願いします。
予約・お問い合わせ 029-248-0521 茨城音楽専門学校まで
【お知らせ②】
先日、当スタジオエンジニア樫村治延がSOUND&RECORDING MAGAZINE誌の取材を受けました。2017年12月号に掲載予定です、是非ご覧ください。

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