音楽メディア・フリーマガジン

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第114回

来たる6月26日、私 樫村が川嶋志乃舞氏(CHiLi GiRL)と結成したエレクトロ・ドリームポップユニット

「ELECTRIC FOUNDATION」の楽曲が収録されたコンピレーションアルバムが発売されます。

川嶋志乃舞氏は、津軽三味線奏者および「CHiLi GiRL」の名称でシンガーソングライターとしても活動する、伝統芸能ポップアーティスト。

ELECTRIC FOUNDATIONではボーカリストとして、唯一無二のきらびやかな歌声を聴かせてくれます。

そして、我々が参加したコンピレーションアルバム「Total Feedback2024」を企画しているのは、国内シューゲイザーバンドの代表格「cruyff in the bedroom」のハタユウスケ氏。

ハタ氏が毎月1回、ライブハウス高円寺HIGHで定期開催している名門シューゲイザーイベント「Total Feedback」から端を発したこのコンピ盤は、今回が5作目となります。

ELECTRIC FOUNDATIONの他にも、国内から選りすぐりのシューゲイザー、ドリームポップ、エレクトロのアーティスト計12組が参加しています。全国発売に加え、海外でのリリース、配信も決定しました。

 

Total Feedback 2024 Trailer

https://www.youtube.com/watch?v=s9E88q3TMBY

 

ちなみに、川嶋氏、ハタ氏は、私同様ジャングルライフの連載も担当しています。

こちらも是非ご一読ください。

CHiLi GiRL CULTURES’ BackPacker

https://www.jungle.ne.jp/serial_author/cultures-backpacker/

ハタユウスケ FEEDBACK TALK

https://www.jungle.ne.jp/serial_author/feedbacktalk/


【今月の動画】

くりっぱーチャンネル

#02 “STUDIO CHAPTER H[aus]” -Harunobu Kashimura- 樫村治延さん KURIPPER SYNTHETIQ TALK

https://www.youtube.com/watch?v=eM4b2Ui7rUc&list=PLVPI-2ZiJJbSK4gNXoLt1WMxbx2N8NSLz

テクノ、ニューウェーヴ、インダストリアル、80s / 90s、シンセポップ、民族音楽、プログレッシヴ・ロックなどに影響を受け、現在DAW、シンセサイザー、ギターを使った楽曲制作の他、ライブ活動や歌モノ制作などの活動をされているKurippertronixxxさんのYoutubeチャンネルに、樫村が出演させていただきました。


Sight Seeing

注目度の高いバンド·アーティストのスタジオをご紹介します。

 

栃木県小山市で営業中のリハーサルスタジオ「Studio 666」代表の類家(ルイケ)と申します。

当スタジオは、私自身がバンド活動に勤しんでおりました若かりし頃に

「自分の街にこんなスタジオが在ったらなぁ…」を具現化した仕様となってます。

○広くなくて良いから低料金

○いつも綺麗な室内

○ちゃんとスタンダードな機材

○デッドな音響でセルフRECも可

○そして色々と融通が利く(笑)

等々をコンセプトとしております。

 

 

*近郊にお住まいで初めましての方は、是非1度「Studio 666」をご利用くださいませ。

https://select-type.com/s/studio_666

*同一館内にて、レンタル道場・多目的スペースの「仁友館」も営業しております。

武道・武術/ダンス/その他、幅広い用途でご利用いただけます。

https://select-type.com/s/jin-yu-kan

*そしてもう1つ、こちらが当店の主業務となるのですが、更に同館の【エレキベース工房 KRCraft】で、

マジックテープ不要なエフェクターボード PEDAL BASE の製造販売を行っております。

KRCraft 公式ショップ 

https://krcraft.official.ec

未だご存知のない方でエフェクター愛もお持ちの方は、こちらも是非ご覧くださいますと幸いです。

7月には Studio 666 運営のレコードレーベル「Senju RECORDS」立ち上げの予定です。

様々な事業に手を出してますので、SNS のアカウント等も多々ございますが、

以下の公私混同アカウントを覗いていただけると大変嬉しいです。

 

https://www.instagram.com/666_cat_manager/

この度は、ご紹介いただき有り難うございました。

Rental space RUIKE Studio 666 / 仁友館 / KRCraft(類家)


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

6月分の放送は6月12日(水)26日(水)

出演 樫村治延 サイエンスライター荒舩良孝氏 フリーアナウンサー荒舩裕子氏

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


 

THE JEALOUSYS Summer Beach Hip

R&Rやオールドロックを基調としたロックバンドのデジタルシングル。勢いと渋さがバランスよく同居した、心地よく存在感のある楽曲。良い意味で聴き手を選ばない作品。


 

MONSTER GannMONSTER Gann其ノ参」

スタンダードなロックやパンクをベースに、エモやオルタナティブが縦横無尽に交差するソリッドな音源。疾走感も好印象で、ライブでも映えそうな楽曲だ。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第113回

Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストの音楽スタジオをご紹介します。


群馬県館林市に在住している、植木嘉朗(ウエキヨシロウ)といいます。

陽のあたる隠れ音楽スタジオ「flower pot studio」を家族と一緒に運営しつつ

作曲~マスタリングまでを自分1人で行う形で楽曲制作、アーティスト活動もしています。

現在は、楽曲完成のクオリティがようやく納得いくレベルになってきたので

バンド活動、ソロ活動も含めて、模索しつつ制作をする日々を送っています。

 

<音楽スタジオ+録音機材>

 

1階にある、貸出もしている音楽スタジオです。

オーソドックスな機材ですが、それぞれのパートが聴きやすいように調整しています。

自分で演奏し、レコーディングを行う際は、ここで録音する事が多いです。

録音機器はTASCAM Model24やfostex vf160exを使うことが多く

中継地点にTASCAM MIDISTUDIO 644(カセットMTR)を使用する事もあります。

 

プリアンプは下から

focusriteのvoicemaster

tc electronicのgold channel

ベリンガーのコンポーザーを挟んで

dbx 376

joemeek threeQ

grace designのm101です。

その上はスプリングリバーブです。

ミックスマスタリングルームにあるGoldMikeも使用することがあります。

 

<ミックスマスタリング部屋、電源>

 

ミックスマスタリングルームでは、スタジオチャプターハウスにならって

メインのスピーカーとサブスピーカー、ラジカセとヘッドホン、という

4つの聴き方ができるように調整しています。

下で紹介しますが

「LUNA(DAW)→Model24→BBEやMixmaster×2+その他→TASCAM sx-1→TASCAM SS-CDR200」

という流れでのルーティングが多いです。

 また、MTR好きなので棚に沢山並んでいます。

電源には現在はアイソレーショントランスを使用しています。

ノイズを一旦熱に変える方式でノイズレスにしつつ、私独自の方法で電磁波対策も行っています。

 

<機材ルーティング>

機材ルーティングを再度説明します。

まずMACにて「LUNA」のDAWに音源をトラック毎に送ります。

UAD apolloをサブDSPとして使用しつつModel24を外部ミキサーとして使用します。

この際USBが良くないと音の生気がなくなってしまうため

アコースティックリバイブのUSBを使用しています。

次にBBEを通して調整したあと、focusriteのMixmasterを2台通してマスタリング前半を行います。

場合によってGoldchannelを通して真空管要素を入れたりもします。

マスタリング後半はTASCAM sx-1。

チャプターハウスより譲り受けた品です。

ここで最終的なEQやコンプ処理を追加してSS-CDR200に送って終了です。

レッドブックを作る際はSX-1で終わります。

 

<マイク類  

ひとつひとつの説明は割愛しますが

マイク類については、個人的にリボンマイクが「自然に録音する」という意味だけで言えば

コンデンサーよりも上を行っていると感じているため

リボンマイクをアンビエンスとして使用する場面が多いです。

メインのマイクはsamaraudioのVL37。

これが上記にあった「自然な音」という意味では、持っている限りで最も優秀です。

全体の音を自然に録音した上で、補完したい部分をコンデンサーやダイナミックを使用して録音しています。

 

<その他>

最後に、その他という事で機材を幾つか紹介します。

 

左からIzotope spire、ピーターソンのチューナー、アマテラスブランドのトランスとファンタム電源です。

あとはエフェクター。

Izotope spireは、気軽にどこでもある程度のデモを録る事のできる近代型MTRのようなものですが

その際のエフェクトが飛び道具として優秀なため、録音の際に一緒に並べたりしています。

ピーターソンは、チューナーの中では同価格帯で最も精度が高いと感じています。

純正律にも対応するくらい、ひとつひとつのテンプレートもしっかり設定されています。

高品位なプリアンプには、トランスや優秀なファンタムが必ず搭載されており

それが聴いた際の心地良さや音同士の混ざりやすさを促進します。

アマテラスブランドは「高品位な機材からトランスやファンタムだけを抜き取ったような商品」を

作ってくれていますので、こちらも重宝して使わせて頂いています。

電源環境のためにパッシブタイプの使用です。

これがあるのとないのでは大分違います。

 

■ueki/OH MY GODDESS!!

→fostex vf160exのみで14トラックで制作した原曲音源です。

Model24での本制作は現在進めています。

https://on.soundcloud.com/r5HKQWNY4AYncBUs8

■Flower Pot Studio ホームページ

https://flowerpotmusic.com

■Instagram

https://www.instagram.com/flowerpotst.art


PUSH UP INSTRUMENT

TASCAM DV-RA 1000HD

DV-RA1000HDは、マスターレコーダーの名機と言われたDV-RA1000(20年程前にリリース)の後継機です。

現在主流となっているDAWソフト内のバウンスでマスターを制作する方法ですが、音像が平面的になるのが欠点です。その欠点を補うのが、DV-RA1000HDなどのマスターレコーダーです。

中位クラス以上のマスターレコーダーを使用してマスターを制作すれば、立体感はそのままのファイルが作れます。電源、ケーブルを強化すれば、一層効果的です。

更にこのDV-RA1000HDは、AD/DAコンバーターとしても非常に優秀です。

上位クラスのオーディオインターフェースと比較しても、同等かそれ以上の実力を発揮するだけでなく、内蔵されているマスタリング系エフェクトは、最新のプラグインでも成し得ない秀逸さをもっています。

加えて、PMCフォーマットのみならずDSDフォーマットにも対応しており、全く隙が見当たりません。

(注)DSDの場合、内蔵エフェクトは使用できません

主な接続例↓


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

5月分の放送は5月8日(水)22日(水)

出演 樫村治延 サイエンスライター荒舩良孝氏 フリーアナウンサー荒舩裕子氏

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


 

THE PENNY13Cookiee

USとUKのいいとこどりしている4ピースロックバンドのデジタルシングル。

洋楽が好きだという気持ちが至る所から感じられる。逆輸入的な思考が伝わるナイスサウンドだ。


 

みねのりか「時のカケラ」

童謡meetsジャズとでも呼べそうな新感覚ジャンルを追求する「みねのりか」の音源。

絵本作家でもある彼女の世界観が広がる作品。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第112回

今回もボーダーレスなコード進行を取り上げます。今回はいわゆる「ループ」です。

たったこれだけですが、コードごとに転調するのと、9th以上のテンションコードを含むのでマンネリ化しにくい響きがあります。

ループしたコード進行というと、テクノ、ハウス、ヒップホップと言ったクラブ系のジャンルが思い浮かびますが、実は通常のロックやポップス、環境音楽にも潰しが利きます。ぜひいろいろ試してみてください。


【今月のちょいレア】SPL TRACK ONE

トランジェット系アウトボードが有名なブランドSPLが、約15年前にリリースしたTRACK ONEのファーストモデル。リーズナブルなチャンネルストリップだが、音質はTUBE TECHやMANLEYといった最上位メーカーと肩を並べる実力機だ。特にマイクプリのクオリティーはリッチで、相性の良いマイクと組み合わせれば、後で余計な作業をする必要がなくなりそう。現行品であるサードモデルが、さらに進化しているのは言うまでもない。


Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。

エンジニアのYU-DAI(ユーダイ)です!

ヴォーカル、ラップ、ヒューマンビートボックス、オーディオブック、家電音声、ゲーム音声etc… 

声のお仕事ならディレクション・収録から完パケまでお任せください!

アーティスト活動もしておりますので、最後のURLから是非チェックしてください!

◆DAW

ProToolsを中心に、Studio OneやMASCHINEを併用して様々な作業を行っています。

電源はアイソレーショントランスから100v, 117v, 120vに分岐、安定化して各機器に供給。

◆MIC

Audio Technica AT4050

高いSPL値を有する為、ラップやアフレコ、ヒューマンビートボックス等

瞬間的な大音量が想定される演奏もクリアにワイドに収音してくれます。

◆HA

AMS NEVE 1073 SPX

ヴィンテージNEVEよりも天井が高く、とてもクリアな音質ですが、

EQの派手な効き方は健在で、GAINを上げていくとお馴染みマリンエアーのトランスを感じることができます。

Vo RECはAT4050→1073 SPX→UAD 1176(Apollo x6)→ProToolsです。

実機の1176も導入予定ですが、数日にまたがるセッションにおいては

その日のご機嫌に左右されず、S/N比もよく、即時にセッティングリコールできるUAD1176は重宝しています。

 

◆ i / o

Universal Audio Apollo x6

◆Bus Compressor

Solid State Logic THE BUS+

トラックダウンは内部バウンスではなく、THE BUS+を通してTDしています。

外観で確認できるツマミやボタンの数を遥かに超える様々な機能が集約されており、バスコンプというよりかはマスタリングプロセッサーのイメージで使っています。

◆Other Outboard

より荒削りでワイルドなサウンドメイクの為にdbx 286s, 376, 586、

シルキーかつ太いサウンドメイクの為にTL Audio PA-1 Classic Series Dual Pentode、、その他多数所有。

◆Sequencer

AKAI MPC1000

Roland MV8800

Native Instruments MASCHINE MK1 & MIKRO MK2

 

◆Cable

BELDEN 8412が中心ですが、

モニターセクションにはクセのないMOGAMI 2549を使用しています。

 

Official Web 

http://thp.main.jp

Instagram

https://www.instagram.com/yudaibeat/

YU-DAI 5th ALBUM 「Authentic Parade」12inch vinyl & digitalにて絶賛発売中!

https://tower.jp/item/6166383/Authentic-Parade

<数量限定生産盤>


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

 

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

4月分の放送は4月10日(水)24日(水)

出演 樫村治延 サイエンスライター荒舩良孝氏 フリーアナウンサー荒舩裕子氏

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


   

TOY Aya Nakamura

R&Bとトラップが合体したようなバックトラックに、声質が素晴らしい女性Vo.が絡む。聴き手を選ばないナイスチューンだ。


 

シュガースプレー 「咲くな、サクラ、」

ポップとロックをブランディングし、ピュアなオリジナリティーを楽曲に投与する、5人組ガールズバンドのマキシシングル。倍音豊かな声音と、バンドサウンドの蜜月ぶりに着目したい。


 

The VAPES 「Bow Wow

ガレージロック、R&Rを基調としたロックバンドのデジタルシングル。邦楽的なリフやフレーズが、彼らの手により融合すると洋楽のように聴こえる、良い意味で不思議なバンドだ。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第111回

今回も個性的なコード進行を取り上げます。

コード自体はシンプルですが、コード進行には的を得た転調が多く使われています。

相性の良いメロディーが乗るだけで、キャッチーかつ斬新な感じに聴こえる可能性大。

昔の洋楽(サイケデリック、プログレ、ソフトロックなど)にも通じる、しかし現在でも色あせない「通な」コード進行だと思います。

普段邦楽を好んで聴き、邦楽チックな楽曲制作をしている人にとって、このようなコード進行は音楽の間口を拡げる絶好のネタになるのではないでしょうか。


【今月のちょいレア】CONISIS 1805(キューボックス)

現存する既製品キューボックスの中でも、トップクラスに位置する逸品。音質がとにかく良く、うまくバランスが取れれば、ワンランク上の演奏がしやすくなることだろう。


Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。

初めまして、NEREUS  JAPAN代表の大内です。

2012年頃からDTMで楽曲制作をするようになり、写真のような環境で日々制作活動をしています。

海外のアーティストとのレコーディングや国内のグループのプロデュース、バンド活動や楽曲提供など、サウンドトラッククリエイターとして活動しています。

元々ギターリストだったので、アコギでポロポロ弾いて楽曲の輪郭を創ってから、LogicProに落とし込んでいくのが作業フローになってます。

様々な楽曲がここから飛び立っていきました。

あなたの耳にも届く日が来ることを願っています。

 

 

<使用機材>

プリアンプ

TF Pro P2 - Dual Channel

マイク

SE ELECTRONICS sE2200a II

ギターアンプ

Hughes & Kettner Edition Tube 20th anniversary チューブアンプ

キーボード

Alesis Quadrasynth plus piano

オーディオインターフェース

TASCAM  US-2x2

ギター

Gibson SG

FENDER USA Telecaster

aNueNue BirdGuitar

PC

Mac Stadio

使用ソフト

LogicPro

モニター

FOSTEX NF-01A

ホームページ

https://www.nereusjapan.com/nereusjapan


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

 

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

3月分の放送は3月13日(水)27日(水)

出演 樫村治延 サイエンスライター荒舩良孝氏 フリーアナウンサー荒舩裕子氏

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


Marckintoshu Life Check

HipHopのルーツに迫る音場感と、素材の臨場感がベストマッチングした作品。ビギナーから玄人まで幅広く楽しめる内容になっている。


 odd 7th odd 7th

パワーポップ、ギターロック、メロコアそして多少のオルタナティブさが絶妙にクロスオーバーしたシングル。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第110回

今回は、ネオアコやスウェディッシュ・ポップ、ネオサイケなどにも応用できる洋楽的コード進行です。

いわゆる【A】―【B(サビ)】といった2部構成の曲です。

一つ一つがほぼ転調になりますが、コード進行は流れるように聴こえるのがポイント。

このパターンであればどう転んでも洋楽的になります。


【今月のMVRISKY MELODYPHOENIX

https://www.youtube.com/watch?v=QuTj7ZM4-yA

多くのライブ本数をこなし、実力経験共に充実してきたガールズバンド。よりメロディアスなラウド路線に磨きがかかる作品。


【今月のちょいレア】YAMAHA QY300

シーケンサーの名機QY700の弟分にあたる機種。ステップ入力のしやすさは、どの最新DAWソフトにも決して負けない。電源を切っても本体にデータが残るのが特徴。


Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。

「例えばあなたと私の関係について」というシティファンクバンドで作詞、作曲、ギターを担当している、サウンドプロデューサーのNoyaと申します。

コンポーザーとしては、アシッドジャズやR&Bを多く制作しており、その他にも、V tuberさんやゲーム等のBGM提供をしています。

 

*全体像

 

*デスク環境

DAWソフトはPro Tools、オーディオインターフェースはRMEのBabyface Pro FS、手元のコントロールは主にPreSonusのFaderPortを使用しています。

 

*アウトボード

 

上から

Joomeek threeQ (1chチャンネルストリップ)

Roland INTEGRA-7 (音源モジュール)

DENON DN-F650R (マスターレコーダー)

音源は、音質を大切にするため「INTEGRA-7」を中心に、様々なご要望やジャンルに対応できるよう、一般的な音源だけではなく、和楽器を含むエスニックなプラグインソフトも多く揃えて制作しています。

そして、書き出しはDENON「DN-F650R」を使用しています。

バウンスとは比べられないくらいの音で仕上げてくれるので、是非お勧めです!重宝しています!本当に!

 

*マイク

CAD Equitek E350

 

CAD EquitekⅡ E300

 

 

sE Electronics sE2200

 

ボーカルRECの際は、Joemeekのthree QにEvidence AudioのLyric HGのケーブル、CADのマイクを使用することが多いです。

特にメローな曲の時はJoemeek + CADという組み合わせがどうしても好きみたいで、ほとんどこの組み合わせになってしまいますね。

まさに、前回のノハラユーキさんも仰っていた「一家に一台、YES , joemeek!」ですね(笑)

 

*ギター

 

ギターは、様々なご要望に添えるようアコギにエレアコ、エレガット。

エレキギターは、FENDERのストラトやGibsonのレスポール、Gretschを揃えており、変わり種としてOOPEGGのTrailbreaker Mark-Ⅰも使用しています。

このギターは音を繊細に表現してくれるので、プレイヤーとして日々鍛えられています(笑)

 

*その他楽器

ギター以外にも、ベースやウクレレ、ハーモニカの用意があり、最近祖父より大正琴を受け継ぎました。

その名も弁慶(SUZUKI)!綺麗に響いてくれます。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

2月分の放送は2月14日(水)28日(水)

出演 樫村治延 サイエンスライター荒舩良孝氏 フリーアナウンサー荒舩裕子氏

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


RISKY MELODY「いたいいたいあい」

2024年2月14日発売、メジャー第1弾シングル。CDはタイプAとタイプBの2形態での発売、相川七瀬作詞の表題曲に加え、それぞれ違うカップリング曲を収録。当スタジオではVo.レコーディングを担当。


ざ・まろうど

青春パンクと R&Rをベースにした3ピースバンドの、疾走感全開の配信音源。オリジナリティーの出しにくいジャンルにおいて、しっかりそれが出せている点に脱帽。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第109回

 

今回も「シューゲイザー、オルタナを中心としたコード進行」を紹介します。

前回とは違うパターンです。

 

このようなコード進行であれば、シューゲイザー、オルタナに限らず「洋楽チック」なコード進行になること間違いなしと思います。


【今月のMV】パノラマとラボラトリー

https://youtu.be/yoEQRZ4LZ6U

エマージェンザJAPAN2022で優勝、ドイツの大型フェスにも出場したポップフリークトリオのトレイラー。


【今月のちょいレア】インシュレーターDMSD 50Pro

 

従来のインシュレーターとは根本から違う、優れた分離感を演出する逸品。


Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。

茨城県在住、Cuicks (クイックス)というエレクトロポップユニットでvox ,Guitar ,Computerを担当している

ノハラユーキと申します。

ネオアコ·シンセポップ·シューゲイザーなどをベースに、タイムレスな音楽を目指してマイペースに活動しております。時々、リミックスや楽曲提供も致します。

写真① 全体像

my bloody valentineやNUMBER GIRLに触発された名残で、愛用ギターはfender jazzmasterやtelecasterがメインです。

電源タップは、ロンドンのメトロポリススタジオの元エンジニアさんお手製のものです。

電気のグルーヴを扱う人にとって非常に有難い品です。

 

写真② アウトボード

 

上から

ENSONIQ SQ-R plus  (音源モジュール)

Roland JV-2080  (音源モジュール)

DENON DN-500R  (マスターレコーダー)

SONY DPS-V77  (マルチエフェクター)

KORG DRV-1000  (デジタルリヴァーブ)

WAVES L2 (マキシマイザー)

dbx376  (1chチャンネルストリップ)

386  (2chプリアンプ)

ALESIS microverb4  (マルチエフェクター)

KAWAI MAV-8  (MIDIパッチベイ)

 

写真③ YAMAHA AW2400

こちらはMTRですが、最近はオーディオインターフェイスTASCAM US16×8からアナログアウトしたソースをまとめるミキサーとしての用途が多いです。

ステレオトラックはマスターレコーダーのDENON DN-500Rにインプットし、リアルタイムRECします。AW2400本体に録音することもあります。

いずれにせよ、この方式で書き出す事を始めると、DAWの内部で書き出すミックスダウンが子供騙しのレベルとしか感じられなくなるのでおすすめです!

また、YAMAHAのMTR内蔵のコンプ·EQその他エフェクター類はマジで有能です。YAMAHAのMTRシリーズは、もはやハードウェアエフェクトのバンドル製品です。

 

写真④ joemeek three Q(1chチャンネルストリップ)×2台とMIDI鍵盤

joemeekのthree Qのなにが良いって、ボーカルマイクやギターやベースにかましたときの「出したい音の感触にスムーズにアクセスできる」良さ!

ドラムのキックやスネアにかませば、「あらゆるビート音楽のグルーヴ感が肌で感じられる」点です!

一家に一台、YES , joemeek!


【Cuicks】

◼︎ALBUM

"warp"

https://open.spotify.com/album/5hBD9QT2jn5MLdJhoC0Cco?si=XDgAUeq_QG-VEFZdn1oRfw

◼︎compilation

"total feedback2022"

(「Swells and Waves」で参加)

https://open.spotify.com/album/2qHjweZ73YJOKRC9uXyY15?si=1braqQ-oQjOZxiqzr-s1CQ

◼︎single

"neo teenagers"

https://open.spotify.com/track/2OyyMGP9bsA7upUkdac6IE?si=AbO71ae6RnOJ8GJCH-dNOw

 

https://youtu.be/q_MHyjz1QSE?feature=shared

↑2022年3月に水戸sonicで行われたライブの映像です。

湯ノ浦ユウくんという映像作家が撮影チームとして協力してくれました。

【主な楽曲提供·参加作品】

兎白えむ/玉兎帰還 (作曲·編曲)

https://booth.pm/ja/items/3505893

Ander/Szczególne Nasilenie Przemocy

(ポーランドの音響系アーティストAnderの作品にギターで参加)

https://youtu.be/ocHgO31YCkQ?si=OJuxX8ajfuhKEn7Z

cruyff in the bedroom/I'm floating into your seventh heaven(特典盤remix)

inorganic or mineral matter/tric K(KANECO SCREAMING OR DIE!!! remix) 

https://youtu.be/UdtSG-rkhno?feature=shared


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア·サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2·4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

1月分の放送は1月10日(水)24日(水)

出演 樫村治延 サイエンスライター荒舩良孝氏 フリーアナウンサー荒舩裕子氏

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第108回

前回、前々回とシューゲイザーの代表的な音響面に触れましたが、今回はシューゲイザーの「コード進行を中心にした作曲的な側面」を取り上げます。

国内では「シューゲイザー、ドリームポップ、ニューウエーブ、オルタナティブ」と呼ばれるジャンルは、アンプやエフェクター、ギター、ベース、キーボードなどに偏った焦点が宛てられがちで、楽曲の土台となるコード進行については二の次になっていることがままあります。

特にシューゲイザー、ドリームポップは、転調や分数コードをうまく絡めないとあの不思議な感じが出ないことが多いのです。

シューゲイザーの代表的なコード進行例を下に示します。

ポップな要素がありがちな進行に見えますが、J-POP、J-ROCK的な邦楽要素はなく、メロディーがハマれば洋楽的な雰囲気を醸し出すはず。更に轟音ギターを加えれば、たちまちシューゲイザーチックになる可能性大です。


【今月のMVcruyff in the bedroomLazy Sugar Doll

https://www.youtube.com/watch?v=MbyAKxIdFsM

シューゲイザーをベースに、サイケ、グラム、R&R的エッセンスが交わり、新境地を招いているcruyff in the bedroomの代表作。クールな映像も素晴らしい。


【今月のちょいレア】Joemeek JM47

グリーンボディーのアウトボードで有名な英国中堅ブランドJoemeekのコンデンサーマイク。名前からすると、あの名門ブランドマイクを意識したように思えるが、実は良い意味で全然違う。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

12月分の放送は12月13日(水)27日(水)

出演 樫村治延 サイエンスライター荒舩良孝氏 フリーアナウンサー荒舩裕子氏

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

 

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します

CANDELASTAR 20TH CENTURY NOSTALGIA

従来のエレポップ路線から、よりバンド路線に行きつつもコード進行にこだわり、より洋楽チックに仕上がっている。ライブでの音圧はとにかく圧巻。


 

カカシカシカカ 「満月」

ブラックミュージックを根幹に、常に洋楽と邦楽の中間を行くギリギリのセンスが素晴らしい。演奏力、アレンジ力が常にブラッシュアップされている点にも注目。


 

A'monster 「卒業式の帰り道」

元みならいモンスターのリーダー的存在であった、あやの氏のソロプロジェクト。セルフカバーだが、オリジナルとはまた違うテイストが好印象。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第107回

前回は80年代中期~90年頃までの、シューゲイザー音像の代表例を記しました。

今回は90年~第一次シューゲイザーブームの終わる96年頃の音像に触れます。

90年代に入り、グランジ、オルタナ、ミクスチャー、ポストロック、デジロック、エレクトロニカ、ブラックメタル、ネオハードコアなどといった新しいジャンルが乱立し、シューゲイザーにも様々な影響が及びます。

個人的な記憶によれば「シューゲイザー」という名前が付け始められたのは、93~94年頃だったと思います。

80年代後半の音像と異なる点は、ギターを重ねる本数が格段に増え、ボーカルもリバーブ、ディレイをはじめ、フランジャー、フェイザー、オーバードライブ、ディストーションといったエフェクターをガンガンかけるようになったこと。

そのことにより、音域ごとの歪んだギターの壁と、ボーカルも歌詞がわかるかわからないかといった感じで「楽器の一部」と化していき、現在のシューゲイザーの源流になっていきます。

ボーカル、コーラス(たまにシンセなど)にはホールリバーブ2.5m sec~3.0m secをマストでかける

さらにコーラス、フェイザー、フランジャーなどをインサートでかける

ディレイ、オーバードライブ、ディストーションなどをセンド&リターンでかける

ギターには前回同様、下地にアーリーリフレクションをかけてから、必要に応じてホールリバーブをセンド&リターンでかけて、深くしていくのがポイント。


【今月のMV】髙岩大輝「台風前夜」

https://youtu.be/COXjkDWLhaY?si=FleMvYOsLpuTWHIN

ロック系をルーツに持つアコースティックギターの弾き語り、髙岩大輝氏の意欲作。聴き手が自然に引き込まれる魅力にあふれている。


【今月のちょいレア】ACOUSTIC REVIVE RPC-1KM

これは一体何?と思ってしまう独特のルックスだが、このRPC-1KMを部屋の壁コンセントに挿すだけで、部屋全体の電源事情が向上するインパクトのある製品。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

11月分の放送は11月8日(水)22日(水)

出演 樫村治延 サイエンスライター荒舩良孝氏 フリーアナウンサー荒舩裕子氏

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


 

おどるアナグマ「I Don’t Need A Lover

ギターロックを基盤に、少々チルでオルタナ、かつハイアーなサウンド。自然に耳に入ってくる心地よさと彼女たちの個性が両立した作品。


 

NOODLES NOODLES

スタンダードロックを中心に、メロコア、パワーポップ、ノーマルパンク的要素が縦横無尽に交差する作品。等身大の間口の広さが好印象。


 

Markintosh Evil Street Fushidara – opp – feat . March On The Real (Ready or not remix)

オールドスクールHipHopに、現在進行形のネタが心地よく垣間見られる小粋な作品。ミドルクラス~ハイクラスリスナーに刺さるであろう。当スタジオではマスタリングを担当。


 

メキシコサラマンデル 「旅マンデル」

「何も足さず、何も引かず」という言葉がもろに当てはまるMix CD 。サンプル盤なのに完成度が高いだけでなく、ユニークなアイデアも乱発している点に注目。当スタジオではマスタリングを担当。


SLINGRIM 「飛行船」 

静と動を巧みに使い分ける、繊細なセンスとアイデアに満ちているオルタナティブサウンド。ポップ過ぎずマニアック過ぎず、なサジ加減が好印象。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第106回

今回より「シューゲイザーのMIX」について取り上げていきます。

シューゲイザーの元を辿ると、80年代中盤のイギリスを中心に、サーフ・ガレージ、New Wave、ネオアコ、エレポップなどが変型した音楽ジャンルであると言われています。当時はまだシューゲイザーという呼び名はありませんでした。

その頃ギターを何十本も重ね録りするバンドは多くなく、ボーカルのリバーブも全開とまではいかず、ダブリングやハモリも多いにせよ、歌詞は何とか聴きとれる曲が程々あったと思います。

その時期のシューゲイザーの、代表的な音響配置図です。

 

全体の配置に対して、アーリーリフレクションとホールリバーブの使いこなしがポイントでした。

1988年発売のYAMAHA SPX900、SPX1000のプログラムがモロにハマったパターンです。

90年代に入り、オルタナ、グランジ、ミクスチャー、ニューメタル、デジロック、ポストパンクなどの要素が加わり、バリエーションを増やしながらシューゲイザーも進化していきます。音響的な変化も様々になっていきました。


【今月のMVCOLLAPSEPATH

https://www.youtube.com/watch?v=izaFGpN1uTU

国内を代表するシューゲイザーバンドの一つであるCOLLAPSE。スローからミディアムテンポの楽曲が多い彼らにしては珍しい、アッパーな一曲。例えるならMy Bloody Valentineの1stアルバム「Isn’t anything」の後半曲に、4AD色が追加されたとでも言うべきか。当スタジオではマスタリングを担当。


 【今月のちょいレア】Better maker Mastering Equalizer

アナログのマスタリング用アウトボードでありながら、質感は意外にクール。内部Mixをプラグインでマスタリングするプロセスでは成し得ない、正確なリッチさが堪能できる逸品。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

 

【告知】コミュニティFM「ラジオ川越」にてラジオ番組始動

10月分の放送は10月11日(水)と25日(水)23:30~24:00より(第2・第4水曜日に放送)

番組タイトルは「Music Translation」

出演者はチャプターハウス代表 樫村と、サイエンスライター荒舩良孝氏、フリーアナウンサー荒舩裕子氏です。

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます。

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します。


cruyff in the bedroom lazy sugar doll E.P.

ジャパニーズ・キング・オブ・シューゲイザーと称されるクライフの、数年ぶりとなる新曲。ポストグラム、R&R、ニューゲイザーがバランスよく融合した、存在感ある作品。当スタジオではマスタリングを担当。


 

RISKY MELODYReflection

CLUB CITTA' 川崎でのワンマンライブを大成功させ、2024年2月にメジャーデビューが決定しているRISKY MELODYのフルアルバム。前作よりもラウド路線にシフトし、自らの本質を見出した意欲作となっている。


 

KamaShow Soul Love

テレ朝系特撮ドラマ『獣電戦隊キョウリュウジャー』主題歌で歌手・鎌田章吾としてメジャーデビューし、2020年改名、再デビューしたKamaShowのフルアルバム。洋楽をこよなく愛する彼の本音が詰まった自信作。当スタジオでは、ほぼすべての楽器隊のレコーディングを担当。


 

DEAD STOCK Changing Scenery

従来のフューチャーレトロパンク路線から、ポストパワーポップ的要素を加味した挑戦作。攻守のバランスが素晴らしくコントロールされている点に注目。


 

MONSTER Gann MONSTER Gann其ノ壱」

ロックの様々な要素を取り込み、メンバーそれぞれのフィルターを通して、こだわりを出しながら構築されているGoodTune。何々風、とカテゴライズしにくい点に好感が持てる。

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第105回

今回から取り上げる話題は「ミックスダウンとマスタリングの同時作業について」です。

20年くらい前までのレコーディング作業においては「REC→MIX→MASTERING」という流れが必須でした。現在においてもこのパターンが主流なのは変わりません。

 しかし年々ハード、ソフトは凄まじい勢いで進歩している上に、マスタリングの在り方の解釈も変化しています。

同じアーティストが、同じスタジオ、同じエンジニアを使って完結している現場なら、やり方によっては

MIXとMASTERINGの同時作業が可能になるかもしれません。

また、個人やバンドにおいても、REC作業全般に長けていて、全曲を同じ環境で遂行している場合は可能になる確率が上がりそうです。


【今月のMV】おどるアナグマ「ひとりごと」

https://www.youtube.com/watch?v=-w5BHs-9pyM

フォーキーでソフトなオルタナティブさが漂う、3ピースガールズバンドのMV。

ありそうでなかなかない「エクセレントなポップネス」が全体から感じ取れる。


【今月のちょいレア】ORANGE ROCKERVERB100 MKⅢ & TH100

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数あるギターアンプの中で一番見た目のインパクトがあるブランド「ORANGE」の、2強アンプヘッド&キャビネット。このROCKERVERB100 MKⅢとTH100それぞれの特徴は、似ている部分5割、違う印象5割といった感じだろうか。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア·サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


 

AlterRe:TieTrust

ロックバンドのアナログ感と、時代に左右されないプログラミングから成る、ハイブリットサウンドが特徴の3ピースバンド。どちらにも偏らないバランス感覚が聴きどころの一つ。


 

マルジナリア団地sisters

80’s NewWaveやソフトサイケデリックでもなく、単なるオルタナ系でもない、良い意味でカテゴライズ出来ないユニット。一度聴けば脳裏に焼き付くことは間違いない。


 

unskilled START / OVER

ロックバンドの典型的パターンを巧みに少しずつ変化させ、One & Onlyなサウンドを構築しているバンドの最新作。地元千葉の中規模音楽フェス出演など、ライブ活動もますます勢いづいている。


 

TOYSUN

従来のTRAP、HIPHOP路線から、少々R&BやTRIPHOP的な要素も増え、良い意味で聴き手を選ばなくなってきているように感じるTOYの新作。フィーチャリング、コラボも充実してきており、ますます目が離せない。当スタジオではMix、Masteringを担当。


 

307.(temporary named) What We Lost Hold On

パワーポップ、メロコア、エモロック、ギターロック的な要素が自然に絡み合う作品で構成されたフルアルバム。前作よりはJ-ROCK寄りのような感じもするが、聴き手を広げるという意味で良い作用が起きそうだ。

当スタジオでは数曲分のドラムレコーディングを担当。


【告知】コミュニティFMFM川越」にてラジオ番組始動

第1回放送は2023年10月11日(水)23:30~24:00より(以降、隔週水曜日に放送)

番組タイトルは「Music Translation」、出演者はチャプターハウス代表 樫村と、サイエンスライター荒舩良孝氏、フリーアナウンサー荒舩裕子氏です。

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます、ぜひお聞きください。 https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

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