音楽メディア・フリーマガジン

CHAPTER H[aus]エンジニア樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第142回

今回ご紹介するのはlucidのワードクロックジェネレーター『GEN X6-96』です。

【ワードクロックとは】

複数のデジタル機器同士(デジタルミキサーやオーディオインターフェース、デジタルエフェクター、デジタルマスターレコーダーなど)の同期を取るための規格のようなものです。

デジタル機材同士の同期をしっかり取らないと、ノイズが発生したり、音質が微妙になったりすることがあります。

上図のようにセッティング出来れば、エラーが起きにくくなり、音質もグレードアップします。

地味なポイントながら、実は一番こだわりたいことの一つです。


【Sight Seeing】

注目度の高いスタジオをご紹介します。

茨城県常陸大宮市「音楽スタジオ秘密基地」

趣味のバンド演奏と、セルフ録音ができる部屋が欲しくて、定年を前に実家をリフォームしたプライベートスタジオです。

ピアノ教室も兼ねています。

【防音環境】

個人宅でもバンド演奏に耐えられるよう、厚い鉄筋コンクリート箱型の二重構造で防音レベルを高めました。

バンド演奏しても近所への音漏れはありません。

【録音環境】

マルチタスクの録音はソフトウェア主体としています。

レコーディングもどきであることを理解いただいた方と一緒に、音づくりを楽しんでいます。

当スタジオで体験してから、プロレベルのスタジオに行かれることを勧めています(笑)

【録音機器】

オーディオI/FはFocusrite Scarlett 18i20・Octo Pre

DWAソフトはPro Tools Studio

プラグインソフトはWavesシリーズ(Horizon他)

モニターSPはJBL305P、ADAM AUDIO T5V、TANNOY 402

マイクはSHURE、SENNEISER、RODE、AKGです。

オーディオI/F の出力は、ミキサーを介してヘッドフォンアンプにも返しています。

【演奏環境】

楽器は、8chDIのリンクを通して、ギター・ベースアンプに接続します。

DIの出力信号は、チャネルスプリッターで分離して、演奏用PAとコントロールルームのオーディオI/Fに接続しています。

ボーカルマイクとドラムマイクの信号も同様です。

【演奏用PA】

演奏用PAはメイン兼楽器用、ボーカル用、ドラム用の3台で構成しています。

PA用SPはBEHRINGER F1220D・B205Dです。

【演奏チェック用録音】

演奏用のメインミキサーの出力はレコーダーZOOM R16にも接続してあり、WAV形式で録音出来て、その場で聞き返せます。

バンド演奏のチェックに便利です。

【マルチトラック録音】

16chの入力信号(楽器・ボーカル・ドラム、ヨビ)からトラック録音しています。

ギター・ベース・キーボードは、8chDIからライン入力し、ドラムと同時演奏して録音することもあります。

【その他】

① ≪簡易カラオケ≫

YouTubeの音源で思いっきり歌ってストレス解消!なんてこともできます。

② ≪グランドピアノ常設≫

ピアノ講師のレッスンもあります。

【URL】

「音楽スタジオ秘密基地」ホームページ

https://www.music-studio-himitsukichi.com


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

2026年10月分の放送は10月14日(水)28日(水)

出演 樫村治延

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


Club89「BUDDY」

今までのNever young beach系、ネオシティーポップに通じる路線から、はっぴいえんど系レジェンドポップにトランスファーした秀作。


ザ・ホリデイズ「いろんな理由で僕らは」

ギターロックをベースに、シティーポップ、ジャズ、エモロック的要素が縦横無尽に交差するアルバム。曲によってボーカルが変わるのも新鮮。


GELEGELE「消費者金融のブルース」

R&Rを軸に、青春パンク、ロカビリー、多少のオルタナティブのエッセンスが散りばめられた作品。幅広いロックファンに受け入れられそう。


 

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